1日

レンが帰ってくるまで頼まれてた掃除をした。
足の踏み場もないくらい汚すんだよね…しかも一週間前に私が掃除したばっかなのに。
帰ってきたレンとまったりして色々じゃれてからセックスした。
じゃれてる時にレンが「お前はほんと俺の不意をつくなぁ」といきなり言ってきて、どういう意味なのか聞きたかったけど聞けなかった。
レンが「好き」と言うたびに私は半信半疑でそれを受け取る。
どうして信じられないんだろう。
信じて裏切られるのが怖いからかな。
レンは私の何が好きなんだろう。
前に何か言ってた気がするけど、眠い中聞いてたから忘れてしまった、あーあ。
それにしてもレンの食生活はひどい。
1日以上食べない日もあれば、大量に食べ込む日もある。
しかも主食はお菓子だ。
パイの実一袋をお昼代わりに食べてた。
セックスをして、というかイクための作業をして、眠って、買い物と夕飯を食べに行った。
レンは服にプリントアウトするためのスプレーやインクやコピー用紙を買ってた。
ほんとに多趣味な人だ。
それから大吉でやきとり食べた。
美味しかった^^やきとり好き。
夕飯食べたら帰る予定だったけど、離れるのが惜しくてTSUTAYAとスタバに行った。
スタバでレンがたくさん話してくれた。
まぁいつもレンしか喋ってないんだけど。
人間の進化と絶滅とか、宇宙人とか、レンの話とか、色々。
よくペラペラ喋れるなぁと改めて感心した。
レンの話は面白いけど、必ず途中から茶化して話すから結局冗談みたいになる。
「○○もなんか話してよ、どう思うの?」
そう言われたけど話せなかった。
でも聞かれたことは嬉しかった。
私の頭の中はいつも劣等感と卑屈と自己嫌悪に満ちていて、
人に聞かせられるようなことはなにひとつない。
もっとましなこと考えなきゃいけないのに。
別れ際、私が「ばいばい」と言ったら「ばいばいは良くないんだよー!」と言われた。
慌てて「またね」と返したら、満足したようにニコッと笑ってくれた。
今私がここで息してるのは、レンに会いたいからだ。