ことば

父親「お前は自分のために生きられない人間なんだから、誰かのために働け。前の職場だって冴えない仕事なのに通い続けただろ、それはあのダメな男のためだったんだから、お前は人のためになら働けるんだ。今は自分のために生きられないかもしれないが、誰かのために働き続けてるうちに人生観だって変わるかもしれない、自分のために生きられるかもしれないだろ。あのダメな男はもう居ないんだからとりあえず今は親を助けるつもりで働きなさい。今のお前はかわいそうだぞ!?自分のために生きられないなんて。まぁそういうことだから、明日から肝に命じて生きなさい。」
父親にかわいそうだと言われたことが嬉しくて、涙が出そうになった。
父はいつも少し怒鳴りぎみの声だけど、でも言いたいことは優しい内容だと分かった。
聞けて良かった。