不完全な白

戯言

〇〇は丸いほうが話しかけやすいよね、と姉弟に言われた
丸いほうが話しかけやすいってのは誰にでも当てはまると思う
デブは見下しやすい
それに私は前よりかなり明るくなったからね
病院で知り合った友達には、昔は儚げで黒髪がきれいだったよね、と言われる
儚げってのはよく言われてたけど、そんなきれいなもんじゃなかったと思う
私は今のがらく
今のが生きてて楽しい
きれいなものはきれいって言えるし前よりずっと笑ってる
こどもっぽくなったとは思うけど、それでもいいと思ってる
頭を酷使するより直感に従って動けることが嬉しい
暗い世界も好きだったけど、明るい世界をバカにすることはなくなって
どっちも好き
偏見は意外とくだらないことだったんだ
偏ってこだわるのも悪くはないけど
それに他人を巻き込むのは違うんだ
柔軟な人のが人生は豊かかも、と思う
それは今の私がお気楽にいれるからそう思えるだけであってこれもひとつの偏見
ものは捉えようで白が黒になったりもする
そんな事考えてると、子供の頃教わった、十人十色とか、みんな違ってみんないい、って言葉がすんなり入ってくる
きれいも汚いも許せる許せないもその時の判断も感情も全部受け入れてなんとなく生きてることがこんなにも楽で、難しいことやくだらないことも全然あっていいものなんだと思える
何年も苦しみ続けるのはそりゃつらいよ
でもその後何が起きるかなんてわからないから、生きてて良かったっていつか思えるんだろうな
死にたいくらいどん底みたって、心が枯れてしまったって、人と関わることを辞めなければ人生なんとかなるのかも
少なくとも今はそう思える
そう思えることが幸せだな