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情報の取捨選択

3月11日以降、日本のマスコミの良くない所と私が一番思ったのは、一つの何かが起きると、それまでいろいろ言っていた事を一切報じなくなると言う事でした。

例えば震災直後、一号機の注水がどうとさっきまで繰り返し報じていたのに4号機が爆発するともう4号機の事しか言わなくなる。
2号機は、3号機はどうなの?
1号機はちゃんと注水されているの?そういう心配の答えは報じられず、右を見ても左を見ても同じ報道ばかり。

本当に知らせたくない事から目を逸らさせるためではないかと勘繰りたくなる程でした。

そして今、原発の現状は報道は殆どされていません。
その代りに何度も何度も繰り返されるのは牛のセシウム問題。
原発は本当は危ないのじゃないかとか、牛の問題を取り上げることで他の問題から目を逸らさせようとしているのではないか?
スケープゴートならぬスケープビーフ。
牛を悪者にすることで、野菜や鳥、ブタを気にしないようにさせるつもりでは?
そんなことを考えてしまいます。
実際問題として体の大きな牛が危ないとなると小さな鶏や、ブタも心配ではあります。まあ、鶏や豚は牛よりは、危険な稲わらなどを餌にすることは少ないので、原因が餌の野ざらし稲わらだけであるならそれほど問題にはならないとは思いますが。

偏った報道をするマスコミの信頼性などは元々低いのですから、私達は自分達の身を守る為にも、情報を与えられるのを待つばかりではなく、自分から動き、集めて取捨選択することが大事なのではないかと思います。
今回の事件、牛農家の方は、外の稲わらを食べさせるなと言う告知を知らなかった、と言っていると聞きます。

でも、自分の仕事の事です。
家族や牛たちの安全の為です。
状況を知る為の努力はするべきではなかったかと思うのです。

セシウム牛を国が買い取る動きがあると聞きました。

それは良いことであるかのように思えます。
けれど、今、一番大事なのは二度とセシウム牛と呼ばれるようなモノを作らない為の対策ではないでしょうか?

周囲を除染し、安心な水と食べ物を与える。

当たり前だけど、まだできていない対策を。
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