明日、田村市で田村市保健福祉部主催
田村市文化センター12時30分から
「田村地方いのちを守るイベント」
が行われます。
講演&トークライブ
「がんばらないけどあきらめない」
長野県の諏訪中央病院の院長鎌田 實氏の講演で震災後、頑張りすぎて落ち込み気味になっている人を元気にする話をして貰うという意図から企画されたというこのイベント。
ちょっと面白い裏話があります。
鎌田氏のブログにも書かれてありますが、スタッフが講演料の話をしたら鎌田氏はいらないとおっしゃる。
で、その講演料で誰か別のゲストをお呼びして貰えないか、と言ってピーコさんを呼ぶことになった。
ところがピーコさんも
「講演料はいらないわよ」
ピーコさんの伴奏をするピアニストの方も「いりません」
普通の講演会が講演会と、ピーコさんの歌と、さらにゲストとしてお招きすることができたフルート奏者の方も加わって小さなイベントクラスになることになりました。
ありがたいことです。
こういう人の心の温かさを感じると、なんとなくささくれ立ってしまっていた気持ちが暖かくなるような気がします。
OPイベントでは友人の保育士の教える船引保育所の子供達がよさこいのダンスを踊り、小さな出店なども出るらしいです。
もし福島の方で、足を延ばせそうな方はぜひおいで下さい。
私も行くつもりです。
田村市に「たむらと子どもたちの未来を考える会」という会が少し前から立ち上げられています。
会の役員は主に地元の商店街の方々。
「たむら」を愛し「たむら」に住み田村を将来を担う子供達に渡す為にどうしたらいいか。
と勉強会などを行っています。
定期的に勉強会を開き、HPに情報を掲載し、市民集会も立ち上げるなど積極的な活動をされています。
先日も二回目の市民集会を開き、田村市長も引っ張り出して色々話をしたそうです。
私は仕事で行けなかったのが凄く残念でした。
そのホームページのコラムに
「放射性物質と風の谷のナウシカ」
というお話が掲載されていて、アニオタの私は妙に納得してしまいました。
内容の無断引用は避けますが、現在野生のキノコから放射性物質が多く検出されるのは、菌類が地表の放射性物質を吸収し閉じ込めようとしているからではないかという説があるという話です。
ナウシカは有名なアニメなのでご存知の方も多いと思いますが、核戦争後の世界、菌類が作り出す腐海の海は地上の毒を浄化しているという設定になっています。宮崎駿氏が今日を予測していたのならすごい話ですよね。
今年、福島のあちらこちらの庭で向日葵が植えられ、菜の花の種も撒かれています。
放射能を少しでも減らす為に皆、できることをしようと動いているのです。
まだ、私達の福島はナウシカの世界に比べれば、美しくあります。
キノコや向日葵や、菜の花。
自然は人間が汚してしまった大地を綺麗にする手助けをしてくれるのですから、私達自身もまたこの地を綺麗にする努力をしていかなければならないのだと思います。
今も変わらず美しい地上を、美しいまま未来に繋げる為に。
ナウシカのような世界になる前に‥‥。
興味のある方は「たむらと子どもたちの未来を考える会」AFTCでぐぐって見て下さい。
けっこう勉強になります。