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ほんとうの空

ここ最近忙しさに紛れ、更新が日を超えてしまうことが多かったので、戻す為に一日二回更新。

お上と言う言葉があります。
一般的に今は政府とかの事を言いますよね。

歴史上は天皇陛下だったり領主だったりしていたのだとか。
でも絶対君主制とか、昔の封建制度の日本ならまだしも政治を行う人間が上という事はおかしいわけで、そんな日本人的性格が今の政治屋さん達を増長させているのでしょうか?

私は今まで選挙に反対でした。
春の時みたいに東北だけハブにされるか、もしくは選挙事務でただでさえ遅れている震災復興がさらに遅くなると思うからです。

でも、今は少し考えが変わりました。
東北の選挙区もちゃんと行う事を前提に、早く解散総選挙をして欲しいです。
正直、他の政党に期待できる人がいる、と言うわけではありませんけれど、今の人達よりも少しはマシだと思いたいのです。

昨日、台風のごとき大雨の過ぎ去った空を見ました。
本当に綺麗でした。
古く高村光太郎の智恵子抄の中で詠われてる「本当の空」
安達太良山の上に広がる青とも蒼とも水色とも言えない、その全てを混ぜたようなきれいな空は昔も今も変わることなく福島にあります。

けれど、今、美しい新緑の中、大きく深呼吸する贅沢が今の福島にはありません。
きっと私達が返して欲しいと望む3月10日までの福島は本当の意味では戻って来ないのだろうと思います。
けれど今も変わらない空の下、今も生きている、生きようとしている人の為に本気で頑張ってくれる人に、できるなら新しいお上になって欲しいものです。

明日は七夕。
美しい空と星に願う私の願いはそれでしょうか。

岡目八目

支援物資として贈られたオモチャの中にチェスが入っていました。
正確には将棋、オセロ(最近はリバーシと言うらしいですね)などいろんなゲームができると言うのが売りのおもちゃなのですがそのカッコ良さからか小学生が気に入って最近よくやっています。

中には強い子もいて、最初のルールは私が説明書を見ながら教えましたが、私も油断をすると負けてしまう感じです。
なのでネットで修業もしています。
まだコテンパンにされますが。

チェスは本当に良くできたゲームで、いろんな性質を持つ自分の駒をうまく活用して相手の駒を取っていくのですが、つい目先の駒を取ることに気を取られて気が付いたら自分の場をガタガタにされてしまうということが良くあります。

二手、三手どころかその先も考え、相手がどう動くかを読んで行動することが勝利のカギだったりします。

私の固くなった頭ではなかなか難しいのですが。

チェスは軍事のモデルとして良く使われるらしいですが、人間関係や会社、政治、ひいては国なども結構あらわしているのではないかと思います。
駒の性能は敵も味方も同じ。
指し手次第で場は良くも悪くもなる。

今の日本は駒の能力は優秀であるのに、指し手があまりにもヘボでその能力を発揮できないどころか、悪い方、悪い方に行っているような気がするのです。

目先の欲に囚われて大局が見えていないのでしょう。
岡目八目は囲碁の言葉ですが、外から見ていればそれがよく解るのに、当事者たちは気が付かないと言う。

ただ、チェスなら負けても本人が悔しいだけで済みますが、現実はそうもいきません。

ヘボな指し手にめちゃくちゃにされて迷惑するのは操られて翻弄される駒の方なのですから。


思ったより潔く松本氏はお辞めになりましたが、今回の騒動の一番の原因は「上から目線」です。現実の政治家はチェスの指し手でもないし、国民は駒でもありません。

上から目先の欲だけで指すのではなく、一緒の場に立って共に戦って欲しいと思うのは贅沢な事なのでしょうか?
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