どうぶつ村と福島の初雪

明日から12月ですね。
どうぶつの森をやり始めて半月。
今日、朝、初めてどうぶつの森で初雪が降りました。
直ぐに無くなってましたけど、丁度数日前、田村市でも初雪が降ったところだったのでなんとなくタイムリーだなあと思いました。

震災からもうすぐ、二度目の冬を迎えるのですね。
田村市はそれほどではないですけど、福島も一応東北の端くれ。
冬は雪がそこそこ降ります。
会津の仮設住宅の方達も、まだ仮の村の見通しも立たないまま二度目の冬を迎えることになるのだと思うとあんまり楽しい気分にはなれませんが、だからと言って落ち込んでいても何にもならない事も解っています。
一日、一日を大切に、自分にできることをしながら楽しんでいくのが一番なのかなと思います。

そういえばどうぶつの森は評判高いだけあって、やっぱり楽しいです。
増築とか、南の島でのバカンスとかおしゃれとか、普段やりたくてもできないことが楽しくできるのがいい感じです。
けっこうお勧めですよ。
どうぶつの森も12月から冬らしいです。
どんな楽しいことが待っているのでしょうか?

幸せな子供達

先日、子供達が遠足でアクアマリンふくしまに行ってきた、と嬉しそうに話してくれました。
なんでもアクアマリンは学校の授業で行く時はタダなんだそうです。
そして、近くのら・ら・みゅうにも寄ってきたと。

「あそこはお土産屋さんと魚屋さんでしょ? 遊ぶところ、あったっけ?」
「あったよ!」
「…ああ、屋内遊び場ができてたっけ?」
「そう。ペップキッズみたいなところ」
「ペップキッズにも行ってきたの?」
「それはこの前、お父さんやお母さんとだけど」

震災後、福島には何か所も屋内遊び場ができています。
県が整備事業として屋内遊び場に補助を出しているからです。
郡山のペップキッズ。ら・ら・みゅうのわんぱくひろば みゅうみゅう、道の駅四倉港にも、須賀川にも福島にもたくさん。
震災後にできた施設だけで20を遥かに超えます。
子供達を外で遊ばせるのが不安な親御さんの為、そして子供達の為の施設です。
加えてこの間のポケモンイベントを始めとして、子供達を楽しませる為に様々な行事やイベントが行われています。
夏休みや冬休みに無料キャンプを主催して下さったところもあります。
そう言う話を聞くと、私は思うんです。

福島に生まれ、生きている子ども達は愛されて、恵まれているな、と。

震災の記憶も避難を体験せずに済んだ子供達からはもう薄れつつありますが、家を失い、故郷を追われた子供達からはまだ消えることは無いでしょう。
また福島に生まれた子供達は、生まれながらにがんのリスクが高くなる、と言われていて住んでいるだけで不幸だと、いう人もいます。
でも、たくさんの人に心配して貰って、いろんな貴重なイベントを体験させてもらって、そして遊べる場も今はたくさんある。
そして健康調査も手厚くされていてガンなどの病気も早期発見が見込める。
いろいろ、大変なことがあって、辛い目にもあって、これからももしかしたら、大変かもしれない。
けれど、愛してくれる人、支えてくれる人がたくさんいる。
いつも笑顔でいられる。
私は、不幸どころか福島の子供達はけっこう幸せなのではないかと思います。

福島の、だけでなく子供達はみんな幸せにならなくてはいけないと思います。
その為に、私は今も、これからも全力を尽くしたいと思うのです。

「新生福島」

福島県から各地に避難している人は県内約10万人、県外約5万9000人の避難者と言われています。
今日発表された福島県の計画ではこのうち、県外に定住している人達や災害公営住宅の入居者を除き、県内外で仮住まいする避難状態の解消を目指すそうです。
目標は8年後。
その他、原発依存を止め再生可能エネルギーの導入を検討するという事。

…正直な話、これがどの程度達成できるかと言えば難しいような気がします。
一番はやはり15万人の生活基盤をどこにどう作るかです。
以前、ある縁で田村市の上の方と話す機会があったのですが
「どうして田村市は避難の人を受け入れないのですか?」
「避難した各市町村が望まないから。田村市は原発に近すぎる。線量は低くても警戒区域を抱えて『避難する立場』の市に生活基盤を置きたくないからだろう」
との話。
それが全てだと思います。

今、もうあまり日常で環境放射能の数値を気にする人はあまりいません。
気にしたからと言って放射能の数値が減るわけではないですから。
除染はこれからも進めていくにしても、除染というのは放射能を人間の住処から別の場所に移すだけ。
根本的な解決は半減期という時間に任せるしかありません。
8年後、セシウム134が4回目の半減期を迎えれば、現在の放射能数値は確かに半分程度には減ると思います。
でも一度、原発と放射能の恐怖を感じてしまった以上、福島に住むということ、放射能があった場所に戻るということに恐怖を抱く人はやはり少なくないと思います。
チェルノブイリ事故から30年経てもかの地がまだ史上最悪の原発事故の悲劇の地と言われるようにフクシマから原発事故の冠が消えることはもうないのでしょう。
佐藤知事が記者会見で行った言葉。
「若い世代が夢や希望を持てる『新生福島』を目指す」

本当に福島は「元に戻す」のではなく、「新しく作って」いかなければならないようにおもいます。

がんの増加の可能性

昨日、私が聞いた嫌なニュース。
WHO 世界保健機関が検討していた福島第一原発事故における周辺住民への健康調査の素案が出たそうです。
それによるとがん増加の可能性は低いとしたものの、浪江町や飯館村などの乳児幼児、20歳以下の男女などにがん発生の危険性が増えたということでした。
正確には浪江町、飯館村の一歳女児に全てのガンの危険性が増加。
一歳男児も白血病の危険性が増加したという事。
一歳女児が十六歳までに甲状腺ガンになる可能性は両町村の他に福島市、二本松市、伊達市、南相馬市、川俣町、楢葉町、川内村、葛尾村などで上昇したということのようです。

あくまでかなり多めに見積もって、ということらしいですが、子供のガンの可能性が上がる、なんて聞くのはやっぱり気持ちとしては穏やかじゃないですよね。
今回はあくまで素案で12月に最終報告が出るらしいですが、このようなデータが出たのなら、実際にはそうならないようにしていかないといけないと思います。

昨日のポケモンイベントこぼれ話

今日、昨日ポケモンイベントに行ってきたという子供が嬉しそうにイベントの話をしてくれました。
「あのね。ポケモンと仲良くなったんだよ!」
聞くとポケモンイベントの中でポケモン探しのようなミニゲームがあって、それをクリアするとポケモンと仲良くなれるという設定だったそうです。
「お兄ちゃんは見つけられなくて、私が一番だったの!」
とそれはもう目をキラキラさせて
「ビクティニも貰ったんだよ。でも、ゆうこと聞いてくれないの」
と楽しそうに。
昨日10時の開始に9時半から並ぼうと思ったら、もう凄い行列で入れたのは11時近かったとか。
でも、それでも割と早くに入れた方であったそうです。
大きなレシラムとゼクロムの風船があったとか、ポケモンの帽子を貰ったとか嬉しさは留まるところを知らず。
本当に子供達を笑顔にしてくれたイベントだったのだなとお礼を言いたい気分になりました。

その子は川内村から避難してきた子。
一時はビックパレットに住んでいたこともあると聞いていました。
ビックパレットの横には今も仮設村がありますから、今回のイベントに仮設住宅の子もたくさん見に来ていたでしょう。
そんな子達をきっとあのイベントは笑顔にしてくれたと、思います。

今日の新聞にはちょっと嫌な事も書いてあったのですがそれはまた後で。
今はこの楽しい気持ちを壊したくない気分です。
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