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プールの責任

今日は暑かったです。歩いているだけでも汗の出てくる夏ですね。

今年、田村市の小中学校は屋外でのプール活動を取りやめました。
市内に一か所ある屋内プールを時間を決めて各校のローテーションで使用し、2週間に何時間と決めてやることにしたようです。
その背景には文科省から来た「いやらしい」文書があります。

いやらしいと言ってもアブナイのではなく。
まあ、簡単に言っちゃうと屋外プールを使用してもあまり問題は無いと思うという事を言い、月二回のプールの水の検出を行ってくれと指示しています。
その上で
「地方公共団体の長におかれては、それぞれ域内の市町村教育委員会、所轄の私立学校を設置する学校法人等及び所轄の学校設置会社に対し、本件につき御周知いただき、必要な指導・支援をお願いいたします」
と結んでいます。
(文科省のHPにも掲載されていることですので原文のまま)
「やれ」
でもなく
「やるな」
でもなく
「やるなら現場の判断で」
つまり最終的な責任の放棄です。

こう言われたら現場は子供達の安全の事も考え、危険なことはなるべく避ける方向に動く訳で、屋外プールの使用見送り。
という判断になったわけです。

文科省の対応はいろいろ迷走しています。
最近学校の表土除去に
効果を認め資金援助などもしてくれるようになりましたが、最初は郡山の対応に文句さえ言っていた程に。
未だかつて誰も体験したことのない大災害でどうしたらいいのか解らないのは解りますが、トップが迷っていると本当に現場はどうしたらいいか解らなくなるのです。

もっと、ドッカリと後ろに控えて、現場の判断を支えてくれ、最終的な責任はとると、現場を守るような対応をしてくれれば信頼もできるのですが、こういう対応をされると、本当に困ります。

まあ、今の政治などの分野にそういう対応ができる信頼できる人はいないのだと、この震災でよく解ったのですがね。
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