がんばろう ふくしま!
いまだからこそ応援したい!
盛りあげたい!
魅力あふれる故郷、福島県!
というわけで、大好物の粟まんじゅうを買いに地元デパートでやっている「第10回うつくしまふくしまの物産展」に行ってきました。
開店とほぼ同時に行ったのに粟まんじゅう屋さんはけっこおうな行列ができていました。
それ程待たずに買えたのでその後は、ぐるりと色々なお店を見て買い物しました。
浪江焼きそばや、日替わりの地元餃子を食べたり、キャラクター人形を見たり、色々なお店を覗いたりしました。
食べ物だけでなく、木工工芸や民芸品、シルク産品、馬の皮の皮細工等もあり結構盛況でした。
粟まんじゅう以外の好物にブリティッシュヒルズというイギリス風研修パークのショートブレッドを買ったり、ウニ焼きや桃の漬物などをつまみ食いしたり鉄板餃子を食べたり私も楽しみました。
とはいえ、色々生々しい話もあることはありました。
「倉庫が流されました。在庫が無くなったら終わりです」
とボードを出していらっしゃった方。
「真空パック保存で震災前に作ったものですが、出荷を断られたりしてまして‥‥」
「計画避難区域なので、終わったら移動の準備です」
「船がやられちゃって‥‥来年は出店できないかもしれませんね」
特に印象的だったのは有名な米粉バームクーヘンのお店。
阿武隈高原の天然卵、飯館村産の卵を使っているのが売りだったのですがこんなペーパーが。
「安全を確保するまで県外産の卵を利用しております」
きっと、どっちも苦渋の選択だったんだと思いました。
でも
「震災で工場が壊れましたが、営業を再開しました。動ける私達から動いて行きたいと思います」
とおっしゃっていた人もいます。
ブリティッシュヒルズの方は英国などの方も多いそうですが
「日本が自分の故郷、家だから」
とお国に帰らずお仕事をされているとか。
私も帰り、スーパーで伊達市のイチゴを買いました。伊達市の名前が心に残るようになったのも、福島の地名に敏感になったのは震災以降の事です。
福島の物は福島で食べる。
あんまりいい意味での地産地消ではありませんが、子供達はともかく私達は福島の物を信じて食べます。
それでいいと思います。
震災は色々なところで人のホントの姿を写し出しました。
国や上の人ほど信じられないと言うのが本当に情けない話しですが、たくさんの人や友人の暖かさも確かに感じました。地元の力、福島の底力、粘り強い東北の力は健在です。
月並みですが私達は一人ではないと実感しています。
福島を一番元気づけられるのは福島の人間なのかもしれないなと感じました。