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祈りと願い

計画避難地域からの計画避難が始まりました。

住み慣れた家を離れなければならない悲しみ、苦しみ。

そして、今まで自分が、子供がどれほどの被ばくを受けているか解らない恐怖。
計画避難地域の皆さんの思いは、どれほどのものか、私達には痛いほど解ります。
もし、少し風向きが変わっていたら。
事故が起きたのが、今の時期であったら、そうなっていたのは私達の町であったかもしれないからです。

正直な話、一号機がメルトダウンしていたなどと聞いても私達は別にもう、驚きませんし、気にも留めません。

だって、それは別に今日、今、なったわけでは無いと思うからです。

なっていたのはおそらく、震災直後の水素爆発時。
あの時、もっと早く国がちゃんと動いてくれていれば被害はもっと少なく済んだはずだと思います。

多分に、福島原発はもうかなり手が付けられない状況であるのでしょう。
注水以外の事が殆ど何一つ進んだと報じられていないのがその証拠です。

それでもこれから夏に向けて暑くなる中、必死に働いて下さっている原発の作業員の方の事を思えば進展しない作業に文句は言えませんし、言いません。

私達にできるのは、いつかこの状況が終ることを信じ、放射能に気を付けながら待つことだけ。

除染作業などもやりたいですが、除去したものをどこにやるかが問題なので一刻も早く、東電にはその為の処理施設を作って欲しいと思います。

今までの役員報酬、全部合わせればそれくらいできる筈ですから。


正直に言えば、放射能の風がこちらに流れて来なくて良かった、と思う気持ちは、いつもあります。
数値の少ない事に安堵し、他所に同情する思いが浅ましく、失礼だと言う事も解っています。

でも、避難された方、される方が家に一刻も早く戻れるように願い、思う気持ちも本当です。

皆さんの無事を、ご多幸を心から祈ります。

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