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線量計に込める願い

放射線関係のアイテムの中にフィルムバッジというものがあります。

就業時間中着けておき、一カ月とか一週間とか単位で調査機関に送ることで、就業時間中の被ばく量を図ることができるというものです。

基本的には医療機関などの放射線を扱うところの人が使用するものなのですが、今回の件で注目され、現在田村市の職員は200人程が着けてます。
支援物資の一つなのです。
自分の被ばく量が自分で解るわけでは無いので良い様な、悪い様なですが5月一か月分の調査が終わったあと、発送する予定です。

事故から二カ月を経て、やっと全小学校、幼稚園に線量計が配られたと報道されました。

ただ、これはあくまで「個人用線量計」人がどれくらい放射能を受けたかを測定するもののようです。フィルムバッジと似たもの。
空気中や、地面の放射能を測定するいわゆるガイガーカウンターはまだ配布されていません。

田村市には貸与のガイガーカウンターがありますが、約3週間の調査の結果、このガイガーカウンターの重要性は日ごとに増していくと実感しました。

毎日、外で測定し吹き溜まりなどの高い所を避けるよう指示できる。

空間線量を計り、高い日には外遊びを控えるなどができる。
草むしり、掃除などで放射線量の低下を実感できる。
窓を開けた時とそうでないときの線量を調べ、短時間空気の入れ替えを行うことができる。
など。
何より保護者や私達の安心感なども大きく違うのです。

個人用線量計に加え、さらにガイガーカウンターの配布を要望せずにはいられません。

沢山の人の動きや、声で文科省が子供の被ばく量基準を1ミリシーベルトとし、その為の援助をしてくれるとなりました。
20ミリまででいいと言っていたのに比べればより減らす努力を認めてくれることになったのはとてもありがたいことです。
正直、内部被ばくを含めれば現在の福島の子の多くがかなりきわどいところまで来ており、実際問題として1ミリを超えている子もいるかと思いますがこれで福島全体が子供達を中心に被ばく量を減らす努力をすることができます。

早くそんなことを考えずに、外で遊べる日が来ることを願いつつ、線量を減らせるよう頑張って行きたいと思います。
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