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悪魔の籤引きと健康の貯金

今日、田村市で女性や子供を持った人を対象にした放射線講座が行われたので私も聴講してきました。

午前と、午後2か所で行われかなりの人数が集まっていました。

放医研の講師も女性の方で、比較的解り易い話ではありました。
放射線と放射能の違い、ベクレルとシーベルトの違い、半減期の事など普通の人には解りにくいことを説明はしてくれたと思います。
内部被ばくについてもさらりとですがちゃんと話してくれました。
ただ、気になったことや不満に思ったことも多かったです。
特にガンの発生率が高まるのは「一度に」100ミリシーベルト以上を受けた人である、と言ったこと。
100ミリシーベルトを上限として話したこと。

年間1ミリシーベルトは、何も益もない中で放射線のリスクを我慢できる範囲であるとか、その辺をちゃんと言ってくれたのはいいですが20ミリシーベルトとかの文科省や国の基準に対して何も言ってくれなかったことがなど残念でした。
また
「放射線に気を付ける生活は、1円10円単位の健康の貯金」
であると話して、土や埃に気を付ける、食べ物を同じ産地の者ばかり食べず、分散する。
など基本的な身の守り方などを教えてはくれましたが、
除染などの具体的な話や、日常でできる「貯金」の殖やし方
などについては詳しい話が出ませんでした。
これから、私達に必要になってくるのはこちらであると思うのに。です。

放射線の怖い所は、毎日気を付けて放射線を避ける生活をしていた人にガンが現れるかもしれないし、
特に気にも留めない生活をしていた人が天寿を全うするかもしれない。

そんな悪魔のくじ引きであるところです。
でも、毎日小さくでも気を付けて行けば、発生確率を少しは下げられるかもしれない。
小さな貯金でも積み重ねて行けば大きな差になるかもしれない。
悪魔が避けてくれるかもしれない。
今の福島の状態ではかもとしか言えないのですが…。

無理し過ぎず、正しく放射能を怖がって生きましょうと講師の先生はいいました。「健康の貯金」と「正しく放射能を怖がろう」その言葉が今回の一番の収穫のような気がします。 次回があれば次はぜひ、もっと具体的な放射能対策を教えて欲しいです。
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