福島の人間を支えるのは福島の人間だと、昨日のブログに書きました。
これは、福島以外の方が福島を支えていないとか、そういうことでは一切ありません。
ブログに来て下さる方も含め、たくさんの方が福島を、そこに暮らす私達を支えて下さっていること、どんな言葉で感謝しても感謝したりないくらいです。
ですが、現実を見るなら震災からもう2カ月が経とうとするに事態は何にも進んでいないのです。
これも、何度か書いたことで或るのですが災害は、人の本質を浮き彫りにする力があると思います。
基本的に日本人は外国のマスコミに賞賛されたこともあるようにモラルが高く、多くの人が被災地を助けようと動いてくれました。
けれども同時に、放射能が怖くて徐々に遠くの避難所に逃げていく取材のマスコミ、福島県人を差別する人達、インターネットで人の善意や被災地を貶める書き込みをする人。
そして何より、情報を隠蔽し、姿を隠し自分の責任を果たそうともせず、被災者の安全を守ろうともしない国や東電、自治体の上層部など人の暗部も多く浮き出されたのです。
結果、私達は人を信じられても国を信じられなくなりました。毎日繰り返される泥沼のような言い合いなどもうたくさん。誰が何を言ったとか言わないとかなど聞きたくもありません。
必要なのは今と、これから。
その為の対策なのだと彼らはどうして解ってくれないのでしょうか?
国よりもまだいくらか信じられる各自治体はそれぞれ、できる限りの対応を始めています。
それを国は早く助けて欲しいのに。
ガイガーカウンターを配り、除染への取り組みを助け、仮設住宅を作り、復興の為に支援する。
そんな当たり前の事ができない国を私達は本当に誇れるのでしょうか?
今の一番の願いは原発事故の終息で、次は解散総選挙です。
菅総理が辞めてもまともな政治家が上になるかはわかりませんが。