基本的に、私は東電の言う事を信じてはいません。
国の言う事も以下同文。
ここ2カ月で、裏切られ続けていますから。
例えば1号機のメルトダウン。
最近になって判明したようなことを言ってましたが今日の工程表の見直しで社長はこう言ったそうです。
「工程表を大きく変えるような状況の変化はなかった。
全体としては、ほぼ考えた通りに進んでいる」つまりは最初からメルトダウンクラスのことが起きていると解っていたってことですよね。
震災直後の地獄のような1週間。
もし、そのことがちゃんと解って対処ができていれば、今よりもっと早く飯館、浪江などの人は避難できたでしょうし、色々な対応もできた筈。
昔、かいわれ被害の時、少しでも菅代表のパフォーマンスに誠意を感じた自分を怒りに行きたいくらいです。
その国が今回の被災者を「国策による被害者」と位置づけ、「最後の最後まで国が責任を持って対応する」と言ったそうです。
それそのものは大変良いことですが、さて、彼らが言う被災者とはいったいどこまででしょうか?
故郷を奪われ、帰る場所を失った大熊、双葉、浪江、葛尾、田村、川俣の人警戒区域の方は勿論そうです。
飯館村などの計画的避難地域の方も間違いなくそうでしょう。
恐怖にいつも怯えて暮らす避難準備区域の方も入ると思います。
でも、農業県、酪農県、福島の全ての農家を彼らは補償してくれるのでしょうか?
これからの海洋汚染による漁業関係者の補償は?
さらに長期にわたるであろう福島県民の健康問題と、不安は?
国の言う被災者は一体どこまででしょうか?
今回の発表で唯一、評価できるのは国が初めて「除染」を口に出したこと。でしょうか?
ただ、それも具体的に行うのは年明けからと言う話。
やはりいつ始まって終わるか解らない国の「研究」や「援助」を待つよりも自分達で動き始めなくはならないようです。