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嘘つきの理由と見えない敵

少し前のこと、東電がメルトダウンを発表しました。

1号機から3号機は水素爆発の時点でおそらくメルトダウンを起こしていたようだとのこと。
私は暫く、意図的にこの話題をブログの話題にしませんでした。

理由は勿論、そんなこと解っていたから。
で、今は思います。
ああ、嘘つき東電はこれを待っていたのかな?と。
最大に危険な時に大丈夫、大丈夫と言い続け、もうこれ以上悪くなりようがないとなってから実はメルトダウンしてましたと公表。


もし、これが震災当初の地獄のような一週間に公表されていたら、距離的に田村市は全市避難の対象になっていました。
東電は責め立てられ、国は新たな避難対応を迫られることになったでしょう。

何度も明日にはそうなるかもしれない、と言う話が聞かされていましたから。

もし、そうなっていたら皆、必死になって逃げ出した筈。
30kmから避難勧告が例えば50kmになれば田村市だけではなく、飯館、川俣、浪江などもひっかかります。

結果、いろいろ大変だったかもしれませんが一番濃い放射能からは逃げられた可能性があるのです。
けれど避難勧告は出されず、私達は見捨てられた。

そしてさんざん嘘をつき続け、誰も東電を信用しなくなった頃メルトダウンを公表する。

皆、もう東電を責める気もなく、今更避難する気もない。

なるほど住民をパニックにはさせずに済みました。

その地に住む人間達に起きたであろう大量被ばくと引き換えに。

何度も言いますが、もうどうでもいいです。
原発が実はメルトダウンしていたかとかそんなことは今の私達の生活に関係ありません。

必要なのはこれから、私達が子供達と安心して生きて行ける保障と補償。

それは地表の除染であり、健康の管理であり、そして何より原発の終息です。

除染の努力はいくらでもできます。でも原発を止める事と放射性物質が処理できる廃棄場を作る事は私達はできないのです。


福島を元に戻す為に、その方法さえわかれば、私達はなんでもやります。

嘘つき国家や東電なんか当てにはしません。

だから、私達にちゃんと戦わせて下さい。

明日、田村市で市長も含めた原発事故に関するフォーラムが開かれるそうです。できれば行ってみたいと思います。
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