亜鉛は髪の毛の主成分であるタンパク質を髪の毛へと合成するために必要な栄養素で、髪の育成には欠かせない栄養素です。

とりわけ、AGAの脱毛原因となるT型5αリダクターゼの働きを抑制する効果があります。

また、亜鉛は、ストレスや運動で疲労を感じたりすることで消費し、酒を飲んでアルコールを分解する時にも消費します。このため、ビタミン同様に不足しがちな栄養素であるため、意識的に摂取する必要があります。

ミネラルもまた、髪の毛に栄養を運ぶ大切な役割を担っております。ミネラルが不足すると栄養が髪の毛に行き渡りにくくなって、髪の毛のパサつきを招きます。

ミネラルが豊富な食べ物には、レバー、ホウレ ン草、干しヒジキ、ピーマン、牛肉などがあります。ビタミンCと一緒に摂取すると、ミネラルの吸収を助けてくれます。

亜鉛が不足すると、抜け毛多くなる、疲れやすくなる、気力の低下を感じる、ストレスを感じやすくなるなどの症状が現れます。

亜鉛を最も多く含む食材は牡蠣ですが、牛モモ肉やカズノコなどにも含まれています。

亜鉛の必要摂取量は、成人男性で12mg/1日、成人女性で9mg/1日ですが、牡蠣なら4〜6個、牛モモ肉なら200〜300グラム、豚レバーなら150〜200グラムになります。摂取量の上限は100mg/1日で、摂り過ぎると働きが逆転してしまって免疫力が低下することにもなりますので、注意が必要です。

もし、亜鉛不足を感じ、食事による摂取が困難と感じるときは、サプリメントなどの栄養補助食品による摂取を考えましょう。

AGAの症状