新車を購入する場合は、性能が良いとかデザインが気に入ったとか、自分の嗜好を優先して購入しますが、中古車の場合は、人気の車種が欲しいとか、何でも良いからとにかく安く車を手に入れたいと、購入目的は少し異なります。
中古車には、新車にはないメリットが沢山ありますが、まず、何のために中古車を購入するのかを明確にしておく必要があります。そうしないと、選ぶ基準があいまいになって、賢い買い物が出来なくなるからです。
また、中古車は、前にどのような人が乗っていたかは、店舗スタッフに聞けばわかることもありますが、その人がどんな性格でどのような運転をしていたかまでは分かりません。へたをすると、事故を起こした車かもしれません。
走行距離は少なくても、乱暴な運転をして整備もろくに行っていなければ、不具合が起きやすくなっているかもしれません。反対に、走行距離が多くても、丁寧に運転し整備もしっかり行っていれば、問題は少ないでしょう。
それを直接確認する手立てはありませんが、「整備手帳」に記されている整備記録を調べることによって、どのような乗り方をしていたかがある程度推測するとはできますし、事故車かどうかも分かります。
このように中古車には不安はつきものですが、信頼できる店舗で購入すれば問題ありませんし、保証付きの中古車であればさらに安心です。
また、内装、外装、消耗品のチェックも大切です。購入後に自分で直したり換えたりするとなると意外にお金がかかるからです。
ヘタリや損傷があれば、無料交換を条件にして交渉して、もし成功すれば、納車後の金銭負担を軽減することができます。
中古車の売却交渉
中古車を購入するにあたって、事前に用意しておかなければならない書類としては、実印と印鑑証明書です。
実印はハンコなら何でも良いというわけではなく、住所地の市区町村役場で実印登録した印鑑が必要です。それでないと、契約時に使う事ができません。
印鑑証明書は、その実印が間違いなく登録されていることを証明するもので、発行日から3ヶ月以内の印鑑証明書でないと有効ではありません。なお、下取り車があるときは、印鑑証明書は2通必要になります。
事前に準備できない書類としては、自動車検査証があります。これは、中古車の購入に関わるたいせつな書類ですが、販売店に保管されております。
中古車を購入すると、使用者の欄に自分の名前が記載されているかチェックしましょう。
販売店に対する支払いが完全に済んでいるときは、所有者の欄も同様にチェックしましょう。
また、自動車検査証は、任意保険の契約を交わす際に必要ですので、保険の契約時には自動車検査証のコピーを用意しておきましょう。
車庫証明書は、中古車の保管場所を示す書類で、これは、保管場所を管轄する警察署に申請することで交付を受けられます。
書類そのものは、警察署か販売店で入手できますが、一般的には、自分で申請をせず、販売店に任せるケースが多いようです。
販売店に各種手続きを代行してもらう場合は、委任状が必要となりますが、その書類は販売店にあるため、中古車を買う際に押印と署名をするだけで手続きを済ませることが出来ます。
事故を起こした車の売却
新車でも中古車でも、車を買う場合、準備しなければならないお金は、車両本体価格だけではありません。登録や車庫証明の手続き代行料や納車整備費用、リサイクル料金や自動車税など、様々な諸経費がかかります。このため、必ず見積もりを出してもらいましょう。
見積もりは、内容に必ず目を通し、疑問点は遠慮なく担当者に確認して、納得した上で購入を決めましょう。
ディーラでも中古車店でも、車の購入を決めたら契約書を取り交わすことになります。その際に必要なものは、印鑑と印鑑証明です。もし、登録手続きを代行してもらうのであれば、委任状が必要となります。
また、ローンを組む場合は、本人確認のために運転免許証が必要になる場合もあります。
契約にあたっては、契約書の内容が見積もりと異なっていないかをしっかり確認しましょう。
また、納車時にタイヤ交換などのリクエストをした場合は、契約書の空きスペースなどに、その旨を明記してもらうことも忘れないようにしましょう。
車は、購入した時点で終わりではなく、それ以降も、何かと販売店とのつきあいが続くものです。このため、口頭ですませていると、後でトラブルが発生した時、言った言わないでモメル可能性がありますので、お互いの不幸を避けるためにも、この点は明確にしておきましょう。
契約書に印鑑を押し、必要書類をすべてそろえて提出したら、後は納車を待ちとなります。
廃車とは
中古車の「一括査定」は、車に関する情報を1つのフォームに入力するだけで、複数の買取業者から同時に査定を受けられるサービスです。
一括査定サイトに登録されている複数の業者の中から5社〜10社程度を選んで同時に査定依頼します。
これによって、少ない手間で査定価格を比較でき、査定価格の競争をさせることができます。
数多くある車買取業者に対して、個々に見積もり依頼をするのは非常に手間がかかります。
しかし、一括査定サイトを利用すれば、一度フォームに入力するだけで、複数の業者から見積をもらうことができ、短期間でどの程度の価格になるかを比較して売却をすることができます。
買取業者は少しでも高い買取金額の見積もりを提示しないと、他の業者に顧客を取られてしまうため、可能な限り高い価格を付けてくれます。
その一方で、一括査定を依頼するとすぐに買取業者から大量の電話コール・メールが押し寄せてきます。
早いものでは申し込んで数秒後、それから翌日、翌々日までずっと電話がかかり続けてくることもあります。
一括査定は競争相手が多数いるため、どの業者の営業マンも必死に契約を勝ち取ろうと努力します。
その結果として、大量の電話やメールが来たり、強引な形で交渉を進められてしまい、断りきれずに、ついつい望んでいない形で売買契約を余儀なくされてしまいかねません。
また、査定を受けるときに、どの程度の価格で買い取って欲しいかを聞かれたりすることがあります。
その時に答えた金額が低くいと、本査定で大幅な値下げになることも少なくありません。
希望金額が低いなら、それに合わせるという対応を取られてしまうからです。
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