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表土除去の効果と福島で生きるという事

田村市の小学校、中学校、幼稚園、保育所、児童施設での除染と表土除去が始まりました。

私の勤めるところでも行われて、劇的な効果が出ています。
庭の土を5cm、砂場の土は50cm取って貰ったことで庭の数値は約3分の1にまで下がりました。
元々高い所でも1マイクロシーベルトを切ることが多かったので、空間線量の平均は約0.2以下。
表土を取って貰った土の上では今の時点でですが、0.0単位にまでなっています。
さらに驚くことは表土除去と周囲の除染をしたことで建物内の数値も劇的に下がったこと。
室内は0.1を完全に切るペースになっています。
0.05を割ることも。
元々室内をこまめに清掃してた事も功を奏したのか、これでお盆明けくらいからは子供達を外で遊ばせたり、少し水遊びをさせてあげることができるのではないかと期待しています。

今後父兄などの協力も仰ぎ、通学路や家庭の除染も進めていく計画です。

この数値は正直な話、関東などの一部地域や下手したら場所によっては関西よりも低い数値になっています。

他所と比較して安心するのは正直あまりいい傾向ではない事は承知していますが、未だ止まない「フクシマ」の偏見はデータ的に見てもナンセンスである証明にはなると思うのです。
お盆や夏休みで他所に遊びに出かけた子供の父兄などが、福島から来たことであからさまでは無いにしても後ろ指を指されるような場面があったという話を耳にします。
「福島に戻ってくるとホッとする」というのは福島からの移住を考える人とは真逆の考え方でしょうか?

夏休みを機に福島からの原発疎開を考えている子供を持つ父兄の数は1000人を超えると言います。
福島から離れて安心と共に新たな生活を選ぶか、不安を抱えながらも故郷で家族や友人達と生きる道を選ぶか。

どちらが正しい等とは勿論言い切ることはできませんが、どちらを選んでも子供達が笑って生きることができれば、と願わずにはいられません。

今日、福島の光センサー桃が大特売でした。
通常の半値以下。
味は最高。
思わず2箱購入し、お盆期間中に料理にチャレンジしてみるつもりです。
安い理由というのが頭を過らないわけではありませんでしたがそれを気にしていては福島では生きていけませんから。

桃は美味しいのですが、傷みやすいのと皮に小虫が湧きやすいのが難点。

燃えるごみが近い日に一気に料理してしまうのがいいかな、なんて考えています。
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