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果物王国の恵み

京都の送り火の一件は、結局岩手の薪を受け入れることにして決着を見ることになりそうです。

色々と言いたいことはありますが、後はもう岩手の方と京都の話ですから、私達が余計な口をはさむことではないでしょう。
ただ、岩手の方は本当に心が広いなあと思います。

私だったら一度断ったくせに失礼だと突っぱねそうな気がしますが。
でも、炎と送られる御霊に罪は無いわけで、せめて冥福を願うその祈りが天に届くことを後は願います。


さて、今、福島のスーパーに行くと夏の福島特有の甘い香りが漂います。
福島は桃のシーズンです。
福島は果物王国とも言われており、りんご、ぶどう、梨、さくらんぼ、柿と春から秋を超え冬まで果物が絶え間なく実ります。
特に桃は全国生産の20%を誇る福島の名物。
私も大好物です。
先のふくしま総文のマスコットぺしゅ。も桃をモチーフにしたキャラクターで福島県の皆に愛されている果物です。
皇室に毎年桃を献上したりもしています。
光センサーで糖度を選別したりしているとか。
その分お値段も結構高いので私などが普通に食べるのは安めのものだたり、フルーツラインの産直で安く買って来るものだったりしていたのですが。
特に今年の桃は甘く、形も良くいつになく美味しいです。
そう。
今年の桃はいつもより若干お安く私達の口に入ります。
先日は特売品でしたが秀クラスの桃が10個入り1000円を切っていたり。

理由は勿論原発事故による放射能汚染の問題です。
福島県の桃の大半は北部、福島市、伊達市などで作られています。
ただ、この地域の環境放射能数値が高い為、百貨店などで例年なら主力になる桃が受け入れられないことが多く、その分福島内に回ってきていると言う話があるのです。

モニタリングの結果は放射性ヨウ素は検出されませんでしたが、セシウムは一部の桃から微量ですが検出されているようです。
基準より遥かに下とは言え不安に思う人は買い控え、結果少し安くなるのでしょう。

例年ならたくさんの人がこの時期桃狩りに来るのですが観光客は激減、先日行ったフルーツラインはどこか閑散としていました。
桃の味は例年と変わらないのに、いいえ、いつもより美味しいのに。
やはり、どうして。
という思いは隠しきれません。
私達ですらそうなのですから、実際に栽培されている方々はもっと、そう言う思いを抱えておいでだと思います。

なので、私はいつもより美味しくて安い桃を今年、思う存分堪能しようと思います。
滝桜の時と同じ。
滅多にないチャンスと思って。

お盆期間に憧れの生桃のジャムとタルトにチャレンジしてみたいです。
いつもは火を入れるのがもったいなくて。
まあお菓子まで持たない可能性大ですが…。
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