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禍のスパイラル

勢力の強い台風15号が福島に一番接近したのは昨日の夜でした。

まだ東京に居座っている頃、いえ、その前から強かった雨風は、昨日の夕方の時点で相当なものに。
結果、学校や児童施設などは早めに子供達を返す様にとの指示が役場から出て、早めに全員(職員も含む)帰宅しました。
川の水位も上がり、川沿いの家は床上浸水もあるんじゃないかと心配されましたが、田村市では大きな被害は出ないでなんとか台風一過の朝を迎えました。

でも、郡山や須賀川では仮設住宅に床上浸水なども出たようです
結構な雨は今日一日続きましたので、晴れてくれるとしたら明日以降でしょうか?

明日はお休みですし、明後日の土曜日は幼稚園の運動会。
来週には常葉の3つの小学校が全て運動会を行うので、来週は晴れてくれるといいな。
と思います。

また今、二度目の一時帰宅も行われています。
田村市の方達はこの間終わって、今週、来週には大熊、双葉の方が始まるとの話。
田村市の一時帰宅は雨で荷物の持ち出しにも苦労した話を聞きましたので、やっぱり雨は降らないで欲しいです。

そして台風の為、最低限の買い物だけして家に籠った昨晩、久しぶりに携帯が緊急地震速報を鳴らしました。

直後、久しぶりのけっこう大きな地震。
直感的にあの時とは違う規模の小さなものだ、と思いましたが出しっぱなしの扇風機は倒れました。
震度は2〜3、震源地は茨城だそうです。
地震に津波、台風。
日本を取り巻く災害の渦はいつ収まるのでしょうか。

「やっと落ち着けると思ったのに」
と悲しい顔で浸水した仮設住宅の片づけをする避難の方が印象的でした。

NDと言う言葉

NDという言葉の意味を知っている方はどのくらいいるでしょうか?

福島県民なら子供で知っています。
放射性物質未検出を表す言葉です。

最近、小学校にこういうチラシが配布されました。
「福島の牛乳は安全です」
これは県の牛乳協会が出しているものです。

「福島県の学校給食で地産地消を銘打って牛乳を飲ませたりするのは子供達を被ばくさせることだ」
という某教授を始めとする方々に対しての一つの返事となると思うのですが、学校給食で出される牛乳の流れを図解し、毎週検査を行っていると言う事を知らせるものです。

これによると福島県の生乳は4月25日以降放射性ヨウ素、及びセシウム検出された事は無い、とあります。

ちゃんと安全を確かめたうえで出されているのです。

(ちなみにNDは測定値限界以下で、あったとしても5ベクレル以下とされています)
その他、牛肉は全頭検査が行われ9割がND豚肉、鶏肉、卵もほぼND米も早場米、通常米もNDの結果が出ています。

ジャガイモ、サツマイモも9割がND。

果物は少し検出されているものもありますがそれでも5割がNDです。
給食に使われているのはその中でも多くが数値の低い所、もしくは検出されないところから選ばれています。

さてそれでも、危険と言われるのでしょうか?
福島県のものは毒と言われるのでしょうか?
東北のモノは食べると健康に害を及ぼすと言われるのでしょうか?
福島以外の人は、そういう検出結果を知っているのでしょうか?
それを知った上で拒否をしているのでしょうか?


本当だったら、そんなことは気にしなくても良かったのに気にしなくてはならなくなったのは辛いことですが、放射能について特に気を付けた対応のできる福島いた方が、かえって放射能から受けるリスクは少なく生きられると言う事もあるかもしれないとさえ思います。

勿論ある意味極論だと解っていますが。
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