只今出先のホテルです。
ふとロビーである本を発見
日経ビジネスという雑誌でした。
タイトルは
「未来都市フクシマ」
要するに、震災を逆にビジネスチャンスにしようと言う話です。
今後、除染や放射能廃棄物の処理なども長く対応が必要な仕事になります。
また原発に頼らない発電方法の確立、放射線医学などフクシマだからできる世界へのチャンスがあるのでは、と。
リスクと上手く付き合って行こうというその提言はとても面白そうです。
すぐの実現は難しいでしょうが今のフクシマだからできる事があると、逆境をさらに逆転させる力が私達にはあると私は信じています。
全国的に明日から三連休だったり、二連休だったりする方も多いと思います。
私は明日から三連休。
外出予定なので更新が少し滞るかもしれません。
来週の月曜日は敬老の日で、やっぱり全国的に敬老会が開かれたりすると思います。
今日、田村市では敬老会に向けての準備が行われました。
その会場は半年前の震災で、避難所になったところです。
数か月ぶりに、中に入りました。
その時、眩暈にも似た強烈さで、半年前の光景が蘇ってきたのです。
毎日荷物を運んだ時の気持ちや、避難所の人達の布団が並んでいる様子、子供達と一緒に工作をしたこと、炊き出しの鍋の重みなどがまるで昨日の事のように。
こういうのをフラッシュバックっていうのかもしれません。
実際にはもう重ねられた布団も無ければ、積み重ねられたダンボールも何もありません。
二階のギャラリーに干された洗濯物も、たくさんのゴミも。
綺麗に掃除もされています。
私達も掃除しましたし。
震災前と違う事は震災で割れたロビーの窓ガラスの修理がまだ終わってない事くらいでしょうか?
もう震災の時の気配など何一つないのに、私達の心はまだ震災を忘れていないのだなと思いました。
そう言えば会場に震災の残滓が一つ。
二階の隅の隅にヤマザキ春のパン祭りのシール。
子供か誰かが貼ったのか。
なんとなく剥がすのも忍びなかったのですが、結局は剥がして捨てました。
もう…いらないので。