今年、福島ではあちらこちらにヒマワリが蒔かれました。
勿論、放射能を吸収する効果があると言う話を聞いてですが、休耕地にした畑をヒマワリ畑にしたとか、被災者皆でヒマワリを植えたと言うニュースがこの春あちらこちらで聞かれました。
DASH村でもヒマワリの種が蒔かれたのは前にも言った通りです。
夏が終わり、秋が来てその多くが現在、枯れかけています。
ヒマワリの処分をどうするかという話も頭を悩ませるところですが、今日のニュースでヒマワリが放射性物質を吸収する効果は意外に低いと言う実験結果が出たそうです。
残念な話ではありますが、別にそんなに本気でヒマワリに頼っていたわけでは無いので、まあそんなもんかな。
と思っています。
結局のところ、地道に土壌除去をするしかない訳で、どちらかというとヒマワリは気休めと言うか、心の問題が大きかったのではないでしょうか。
自分達にも何かできることがあると思う事。
自然が助けてくれると思う事。
そして自分達の蒔いた種が希望をくれるという願いと思いを、ヒマワリは象徴していたように思うのです。
この夏、太陽を見据えるヒマワリに心励まされたのも間違いのない事実ですから。
ヒマワリの他に菜の花も放射能除去効果があると言う事で、24時間テレビの会場で菜の花の種を貰いました。
私にとって忘れられない菜の花はやはり、合戦城の桜の側の菜の花畑。
いちめんのなのはな という有名な詩もあるようにきっと満開の菜の花は心を和ませてくれるだろうと思い、蒔いてみるつもりです。
花の力を信じて。
今、福島ではコスモスが満開。
先日の十五夜では薄と一緒に飾りました。
福島の花は春も夏も秋もとても美しいです。今も変わることなく。