作 畠中恵
新潮社


しゃばけシリーズの第11弾になります。
発売日に買っていながら、読書関係がわたわたしていた為、読破が遅くなりました。

今回はひょんなことから『助けてください』と書かれた木札を手にしたことで、若だんなが誰か分からないけど助けてあげようと色々厄介事に首をつっこむ話です。いつも通りといえばいつも通り。
タイトルにもなっているひなこまちは、江戸の中から一番の美人を決めようという内容からきており、てっきり美人が次々と出てきて、とうとう若だんなとの色恋話かと思いきや、全くそんなこともありませんでした(笑)美人は出たのに!そんなことになりやしない!!残念なような安心したような。

今回の個人的な見どころは仁吉さんですね!いつも通りなんですが!!
佐助さんも仁吉さんも基本若だんな第一で、その次がないような二人なんですが、今回作中で屏風のぞきが川に落ちてしまう場面で濡れてしまった屏風のぞきを心配している仁吉さんを見て、『若だんな以外も心配してくれるんだ…』と思いましたよね。屏風のぞきに何かあったら若だんなが心配する→体壊すっていう安定の流れがあった上でしたけどね!知ってた!!
あとは後半の方で、佐助さんと仁吉さんともう一方で喧嘩する場面。喧嘩するんだ…っていうかやはり内容は若だんななんですが。若だんなの為に怒り、喧嘩する二人を笑顔一つで止めることが出来るのも若だんなとは…。いい世界だ…。

と、まあ、安定の感想なんだかよくわからない感想になってしまいました。同時発売していた本も買ってあるのでおいおい読んでいきたいと思います。