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怪盗探偵山猫−黒羊の挽歌−

作 神永学
角川文庫


確かドラマ『山猫』が放送している時期くらいに購入したのですがなんだかんで積み本の一冊になっておりました…。

なんて言いますかドラマを見た後に読むと改めて原作の良さが分かると言いますか…ドラマでは勝村さんがあれだったので…そうだよね原作ではこんなにも勝村さんはいい人なんだよ…と再確認致しました。そんな山猫シリーズの四冊目です。

今回は三作で一冊の本となっているのですが、中でも最後のお話。本のタイトルにもなっている黒羊の挽歌が、珍しいことに狂犬と呼ばれている犬井さんの話となっております。犬井さんが何故あんなにも他人を信用せず凶暴な刑事になってしまったのか。その過去の核心に触れる話です。犬井さん視点のためあまり山猫の出番もありませんが…、刑事と怪盗という関係でありながら相手ならこうするだろうという読みと行動の駆け引きが面白かったです。
今回里佳子さんの出番少なかったですね…。
あ、あと改めて見て勝村さんの外的表現がそうよな…ってなりました。勝村さんのよさは見た目とのギャップというかね…。
ドラマはドラマでよかったんですけどね…。勝村さんの設定がどうしてもあれだったんや…。


うちの執事が言うことには 7

作 高里椎奈
角川文庫


うちの執事が〜の七巻です!
この本を略すのに微妙に迷ったりしますが、基本的には『うちの執事が』が個人的にしっくりくる気がします。

さて前回美術大学への入学に向けてがんばっていた花穎さん。今回は晴れて学生になり、新生活に不安半分期待半分の中でなにやらまたもや事件が起きたようで…。

最初の『小人の住む館』では花穎さんとお屋敷の話なんですが、花穎さんは深刻に考えてしまうとそこにハマってしまうようで衣更月さんにぴしゃりと言われてしまいました笑
次の『開かずの赤ずきん』ではちょっと珍しいことが起きます。執事といえば鳳か衣更月なのですが、諸事情で一時的に外部の執事が入ることに。その執事が執事学校での衣更月の同期の人。お互いに実力を知っている中での一時雇用中に、夜中に騒ぎが起きてしまいます。
この話読んで衣更月さんって年上の方に愛されすぎじゃ…?と思ったのは仕方のないことです…。
そう仕方のないこと…。
『仔犬と骨』はシリーズ中によく見かけられる短いお話なんですが、先の話で愛されすぎ衣更月さんが今度は完璧すぎてちょっとびっくりな話です。シャワーシーンはサービスだと思ってます。
『幸福な王子と不動の執事』では花穎さんがとうとう学校へ!そしてオリエンテーションで見知らぬ人との交流の描写に、あああああ…ってなりながら読んでました。これな。新しい場に入っていくときの既に親交ある彼らと誰とも接点ない時のあの感じな!学生時代思い出しましたよね…。心細さハンパないよね…。
ちょっと脱線しましたが、新しい同級生とオリエンテーションを進める中で事件が起こります。今回の事件はちょっといつもと違う深刻さを感じたのですが…今までこんなにも大事の事件ってあまりなかったもので(それも学校という限られた空間で)ど、どうした?!!ってなりました。
あと沢鷹さんですよ!!!前作ではこう…あ、いい人な予感…とか思っていたら衣更月的には危険人物に当たる訳で。花穎さんの先輩として爽やかにサポートしてくれることをそっと期待したけどそんなことないですかね…まだちょっと期待残しておきます。
それと今回初めて登場の棗くんも期待大です。あまり表立っては行動しなさそうだけど(花穎さんにとって)なかなかよい御友達になれようですね!!
次は学校生活がメインになるのでしょうか。次回作もお待ちしております!!


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