零れる言葉に想いを託し

光文社


ご存知の方も多いのではないでしょうか
一時期話題になった話の絵本を兄が買ってきました。
ストーリーとしては、ある日突然、象のお父さんに余命を告げられます。お母さんにもそのことを告げ、来たる日までを大切に家族と生きてゆきます。

短い簡潔な言葉と、穏やかながらも心に染みるイラスト。
一頁一頁にたくさんの気持ちが込められているような、悲しいだけではなく心を温まる一冊。

作 水嶋元
兵庫県朝来郡和田山町商工会


竹田駅の観光案内所で購入した本。
竹田城の最後の城主にして丹馬の名将、赤松広英の生涯が描かれていました。

『三成が秀吉の右腕ならば、小西が左腕』なんて文章を見て小西目当てで買ったなんて言えません（おい）
小賢しい表現の三成や『槍を振り回していないと三度の飯もまずい、と磊落に哄笑う加藤清正』辺りの扱いが雑な気もします。どんな清正やねん。むしろそれは正則（落ち着け）
加藤嘉明のルビが『のぶあき』なのも初めて見ました。たいてい『よしあき』か『よしあきら』なものだから。
ただ小西には丁寧でした。『通訳の小西行長の細やかな心遣い』とか『眉目秀麗な総大将、小西行長殿』とか。多分PHP文庫の小西を参考文献になさってるからだと思います。どうもありがとうございました！眉目秀麗な小西に笑った（笑うな）

さて主人公の赤松さんの話に戻ります。
信長に命じられた秀吉の中国地方討伐の進軍により、主人公の赤松広英が城落ちするところから始まります。
まだ若い広英は蟄居しつつも文武を学び、後の藤原惺窩と親交を深めます。やがて高松城攻めに加わり、宇喜多秀家の姉を妻とすることにより豊臣の中に居場所を見いだすのですが、広英自身は戦よりも内政に目を向け、年々川の氾濫により被害に遭う人々を回っては知恵を授け、違う領地へも足を伸ばして川の堤に多大な力を注ぎました。
竹田城の城作りよりも農民達の生活が困らぬよう心を砕いた赤松広英はまさしく名将。
赤松広英という人物を今回この本を通して初めて知ったのですが、あまり名が知られていないところにこそ、名将という存在があるのだなとしみじみ思いました。

とりあえず後の惺窩である宋舜がよいよ！
礼儀正しくて勉強熱心で朝鮮の使いが来たら飛んで言って勉強する宋舜萌え。
罪なき罪で切腹させられた広英の死を歎き、徳川が散々「儒学教えてよ！」って誘っても断り続けて、広英（後に広通と改名）を悼む挽歌をたくさん作って、流石に怒った家康に謹慎命じられちゃうくらいなんだよ！
あの細川忠興も広英の助命願ったんだから！

…という、なかなか面白い本でした。
竹田に行かれる際は是非。


しかし秀家様の姉が妻な広英と、秀家様の妹が妻な明石のこのつながりを考えると楽し過ぎる。



2009.4.19

映画感想になります。
ネタバレですので注意！








・前回吹き替えだったけど今回は字幕で。やはり本人の声は大切です！
・簡単なあらすじが有り難い。
・いつ見ても金城孔明は瞳がきらっきらしてるよ。素敵。
・疫病の扱いが酷い。
・初っ端から蜀が撤退だと！関羽と趙雲の出番は？
・あとグッズ売り場の携帯まきえで、劉備、関羽、趙雲、孔明ってあるのに何故一人だけないんだ張飛！
・尚香が堂々とスパイ。何故気付かない！蹴鞠青年！素直過ぎる！
・孫権はいつでも周兪に出番とられっぱ。孫権素敵なのになー。
・鳩大活躍。くるっぽー。
・孔明が話してくれないからって、かかしに話しかけるろしゅく可愛いな！かかし殿ってお前！
・先行上映時に出演者が乗って登場した船は軽くネタバレ。
・可哀相な水将二人。
・ちょ、曹操さん！病人に話していた体の弱い息子ってまさか曹丕じゃあるまいな？！てかあれは嘘なの？本当なの？
・金城ヤバイカッコイイよ。
・小喬と尚香は友達らしいよ。
・尚香無事帰還。皆が思わず目を背ける中（小喬がそうするよう合図したんですけどね）まさかのあーれー状態。話に夢中になり過ぎてほぼ半裸な尚香に上着をかけたくても断られる小喬。そんな中包み込むように上着をかけて背中から抱きしめた孫権に萌えた…！兄様素敵だよ！！
・小喬妊婦なのに無理しすぎ。
・団子を皆で大都督に分けてあげる儀式。孫権可愛いな。
・さじで食べるとおもいきや、大都督は山盛り団子を一口。男や…。口いっぱいなので頬が張り、リスみたいだったけど。
・蜀をもう少し丁寧に…。
・火計大作戦。
・家族への手紙を敢えて破り捨てて戦に挑む老将軍。
・孔明の活躍は風まで。
・ガチ火戦。
・いつの間にか夜明け。
・ああ獅童が…。壮絶でしたよ…。
・大都督と趙雲のファインプレー。てか妊婦…。
・最後まで金城は格好よかった。
・そういえば金城さんはハーフらしい。台湾生まれで中国語ぺらぺらだとか。



本当面白かったです！
もう一回見たい…。