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5656!

作 成田良悟
電撃文庫


短大の時にハマった『越佐大橋シリーズ』の短編集です。
てっきり前作の『がるぐる!(上下)』でシリーズ完結したのだと思ってました。なのでまたこの島の住人達の話が読めて嬉しいです。

成田さんの作品の傾向として、たくさんの登場人物が繋がっていくことと、ひょんな裏切りというかどんでん返しがあることですね。あとキャラがすごい個性的。でもその一人一人が愛着沸くような人物。
二人の犬も、殺人鬼も、探偵姉弟も、チャイナ兄妹も、ネズミさんも猫も地図少女も好きです。
これでもまだまだ他にたくさんいるのに、ちゃんとまとまってるのが流石。
ラノベですいすい読めました。

個人的に麗凰兄さんがにやにやします。


のだめカンタービレ最終楽章 前編

のだめの千秋先輩演じる玉木は素晴らしく色気があると思います(のっけから)

のだめカンタービレの映画を兄妹三人で見て参りました!
パリの風景も素敵だし、憧れのモンサンミッシェルも映って嬉しかったなー。
最終楽章は二人が海外に渡ってから一年後、千秋がマルレオケの指揮者にある所から始まります。
音楽学校でがんばるのだめと、それより先を進んでいく千秋先輩の仲は少しずつすれ違い、後編へ(笑)

オーケストラはあまり馴染みのないものですが、映画を見てクラシックを聞きたくなりました。翔の知識はゲームの『金色のコルダ』くらいしかありませんけど。映画中であったように千秋先輩が指揮をしながら曲中の風景を言葉にしてくれるのは大変有り難いです。無知なので描写がわからない。

相変わらず玉木千秋はストイックでした。のだめの扱いたまに酷いですし、足掴んで引きずるし。だけど指揮中の感情豊かな表情はすごい素敵で、指先に色気が!
上野樹里さんののだめもふとした仕草や雰囲気が本当にのだめでした。
ウエンツやベッキーは顔があるのでもう外国人にしか見えない。
のだめの先生は漫画よりもすっとした素敵紳士でした。たまらないわ!老紳士!(笑)
黒木くんは変わらず真面目でした。
あと日本にいたBL?なバイオリンの方ってもしや木村了なんだろうか…。殆ど一瞬でした。

次ののだめはミルヒの毒牙にかかっちゃうのか?!
4月に予定の後編が楽しみです!


ONE PIECE― STRONG WORLD―

見て参りましたONE PIECE!
残念ながら0巻はとうにありませんでしたが、すごいお客さんたくさんでした。老若男女大好きONE PIECE。

航海途中に海賊である金色のシキに会い、ナミの航海の腕を見込まれ、ナミが掠われてしまいます。
イーストブルーでの不審な事件は実は全てシキによるものであり、ルフィ、ゾロ、ウソップ、サンジ、そしてナミにとって故郷のイーストブルーをシキの魔の手から守るべく、倒れた仲間達に別れを告げてナミはシキについていくのでした。

今回のONE PIECEの映画の総指揮が原作者である尾田先生が関わっているだけあってすごい綺麗でした。ナミさん可愛い。
ジャンプに連載開始した頃から読み続けている身として、すごい感慨深かったです。
イーストブルーもそうだし、故郷を守る為に再びアーロンの時と同じようになってしまうのかと思ったナミさんも。
しかし開始から10年が経って、あの頃とは違ってナミさんは強く凜としていました。カッコイイルフィ一味もたまらなく素敵でした。

あとゾロ+チョッパーの組み合わせがたまらん!子供と動物に優しいぞ!チョッパー(大)の胡座にゾロが座ってゾロの胡座に女の子…って誰が考えたこの構図!神か!(落ち着いて下さい)

やっぱりONE PIECE最高ですよね!
連載開始時はまだナミさんやサンジの年下だったのに今では年上だとしみじみしちゃいます。大丈夫だ!まだロビン姉さんがいる!(笑)

さりげなくルナミとか素敵ですよね!と言ってみます。



2009.12.20

身代わり伯爵の失恋

作 清家未森
角川ビーンズ文庫


身代わりシリーズの第9冊目になります。
坂雲の間の箸休め的な感じでした。ラノベはするする読めるー。

内容的にリヒャルトが開き直ったよ☆
な感じです。新しい真実と様々な思惑と。
いつでも男前なミレーユに乾杯!そのままでいて欲しいのが本音です。ロジオンと仲良くてもいいじゃない!(笑)
個人的に騎士団から離れるのは寂しいですね。副長いいよ副長素敵だ。

全体的に甘々シーンが増量中。
ちょ、堪えろリヒャルト!
爽やかさを取り戻せ!(笑)


坂の上の雲 二

作 司馬遼太郎
文藝春秋


文庫版坂の上の雲の二巻目です。
始まったドラマに追い付け追い越せとばかり読み進めてますが、多分すぐに抜かされるわ…。
読み進めていく内にこの時代の軍を知りまして、まさか父上と乃木希典さんの話をする日が来ようとは思いませんでした。
父上は戦国は(多分)かじった程度なんですけど、明治・大正・昭和の軍関係はどっぷりかもしれません。昔からよく『紺碧の〇隊』とか見てたもんなー。

さて本の内容です。
文庫の二巻目は、日清戦争〜列強まで。日露戦争の手前までですね。
この時代って正直学校の授業であまりやらない(授業が足りなくて)ところなので全く知らなかったです。連合とかね。
途中ロシアのお国説明が何だか難しく感じたのはきっとカタカナ名前が苦手なせいです。覚えにくい…。
軍の階級については自信あったりします。だてにガン〇ムやら銀〇伝見てないよ!全て兄の影響です。

陸さんの優しさと子規の病状にはらはらしながら読み進めていたのですが、三巻後ろのあらすじに心が折れました…。


真夏のオリオン


文 福井晴敏
絵 網中いづる
講談社


以前玉木宏主演でやっていた映画の絵本です。

『「鬼畜米英」という言葉を知っていますか?』
そんな帯がこの絵本にありました。
『なぜ、人間同士が憎しみ合うのでしょう。どうしたら戦争はなくなるのでしょう?
「真夏なオリオン」と題された一枚の楽譜に、その答えはこめられていました――』

映画のCMを見た時、この映画は見れないと感じました。
戦時中の潜水艦の話だったからです。
閉塞感と篭った熱気。ただでさえ息苦しいというのに、攻撃を受けて撃沈してしまえば生き残る見込みがない。
戦争の話は全てが苦しく、悲しく、痛ましい。
そのような認識の中で生存見込みが皆無な潜水艦を意識的に避けていました。
平和な時代に産まれ、生きているからこそ知らねばならないことだとしても、恐怖心に抗えなかったからです。

しかし、今回何気なく図書館でこの絵本に出会い、絵本ならば…という思いで初めて『真夏のオリオン』を読みました。

互いに互いが人間以下だと、恐ろしいものだと考え、国の為に、または家族の為に戦う様は言葉に尽くしがたく、投降をよしとはせずに命を散らしてまで、少しでも多くの敵を倒そうという概念に涙が出ました。
前に呉で聞いた肉声での遺言を思い出されました。
彼らはまだ年若く、二十歳前後でありながら、国の為に散るを誇りとし、人間魚雷に乗っていきました。

今回絵本という形でこの話に触れられてよかったです。
平和な時分に生まれた私達は平和しか知らない。その平和にふやかされることなく、時にこうして戦争のことを知って、しっかりと生きていかねばならないのだと、思いました。


貴方は、『ジャップ』という言葉を知っていますか?



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