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佐和山物語−あやかし屋敷で婚礼を−

作 九月文
角川ビーンズ文庫


ビーンズ文庫史上初の戦国風味ラブファンタジー(裏のあらすじより)だそうです。風味ってなんだ。味?
姉さんが綺麗にまとめてるとおっしゃってたのを聞き、ジェラッときて(何語?)読んでみたのです。うん、綺麗でした。纏められてました。太刀打ち出来ないよー。流石作家さん。

さてさて、本筋の時は戦国乱世を少し過ぎた慶長十年。大名・鳥居家の姫である主人公のあこが、まだ見ぬ許婚に心ときめかせてついに来たるは佐和山。許婚、井伊直継にとうとう会えたはいいものの、あやかしに襲われ、許婚には「江戸に帰れ」と告げられる。果たして主人公あこはいかに。

さらっとしたあらすじは上記の通りなんですが、この美形の直継様ってあれですよね。史実的には病弱な直孝の兄…なのかな?
しかし本作には直孝らしき影はない、というか彦根城自体が築城中です。しかも三成(幽霊)ラスボスです。わお。名前だけ刑部も出ました。
久しぶりの恋愛ライトノベルでした。でも案外あっさり読めましたね。多分まだその色恋にあまり発展してないからでしょうか。主人公のあこや直継様がとても好印象です。直継『様』付けになるくらい。個人的にヒットなんです直継様タイプ(どうでもいいわ)
ただ一つ気になるのがあこの祖父が鳥居彦右衛門尉元忠ならば、豊臣の軍師であった外祖父って誰なんだろう…。軍師…だから竹中か黒田ぐらいしか思い浮かばないのですが、この場合どう調べたらいいのか分からない。鳥居元忠の息子の嫁を調べたらいいのだろうか…。

話がずれましたが、この作家さんが滋賀出身らしくてちょっと勝手に親近感。
次の新刊が楽しみです。



more...!

豊臣秀長

作 志木沢 かおる(漢字が携帯になかった…)
学研M文庫


秀長様がまだ木下藤吉郎秀吉の弟で、小一郎と呼ばれていた頃。浅井攻めの途中から始まります。
城番を任せられた小一郎と竹中半兵衛。半兵衛は秀吉の弟である小一郎の人柄や性格に早々と才を見出だし、色々と物事を教えていつしか友人のような関係になります。しかしそれも三木で半兵衛が短い生涯を閉じるまでのこと。
半兵衛を、続いて信長を失った秀吉を慰めつつ、小一郎―秀長は兄を支え続けて戦乱の世に投じていくのでした。


と、まあ大体の流れなのですが。
半兵衛と秀長様のやりとりが仲良くて可愛い。仲良しなんすよね!半兵衛が亡くなってからも秀長様の心には半兵衛が…たまにご飯食べてます(笑)

高虎と秀長様も面白いです。血気盛んな高虎が戦で危ない目に遭うても、秀長様が励ましたら元気になります。

ここの浅野長政と三成は不仲みたいで。政治的なあれやこれが。

三成といえば、
『あんまり、かどかどを立てすぎると、おのが役目がこなしにくかろうで、と秀長は穏やかに云った。
すると三成が、ぴたりと立ち止まった。三成はほんのかすかに口もとに笑みの影らしきものを閃かせると、それでも皮肉には聞こえぬよう気を遣いながら、お教え、かたじけのうござる、と一礼してみせた。』
三成が初めてこの本で可愛い気を見せた瞬間でした。これテストに出ますよ!(出ません)
それ以外は基本的に嫌な真面目な三成です。三成らしい三成。
待て三成の話長いな。

秀長様に戻します。
秀長様の無欲さや周りの物事をよく考えての行動は常に頭が回転されていて、無意識であっても意識的であってもいつも走りっぱなしであったのだろうなと思いました。秀吉の弟であるが故、又は宰相であるが故か。
『秀吉が太陽ならば、秀長は人間らしい温かみがあった。』
そんな文が秀長様の人柄を表しているかのよう。
最期の穏やかさはきっと秀吉にはなかったのではないかと思いました。

読みやすくて面白い本でした。
同じ作者さんの『結城秀康』が気になります…。



2009.5.9


GOEMON

映画感想になります。ネタバレ注意。



初っ端からツッコミ所が満載なのですが、
・本能寺ではまだ羽柴
・花火は江戸時代じゃないとないよ
とか。色々ひっくるめて箇条書で感想。いざ参る!
・キリヤワールド全開。画面が常に暗いか赤い。
・江口さんかっけー!
・要的には間違ってないけど三成的にはアウトな三成登場です。
・着物がカッコイイ。衣装素敵 
・見ろ!人がゴ(違います)
・踊り子のお姉様方の脚の露出にくぎづけ。美脚!丈短いってかなくないか?
・キューティーハニーはすぐに分かったけどまさかあれが戸田だったとは。
・ゴリがゴリっと…(意味わからん)
・ええ体しとるよ江口さん。
・玉山があんな扱いとは予想外。
・というかちらほら出てる芸人の多いこと。
・佐助とか才蔵って本来真田なんですけど…いや、いい。諦めた。面白いからいい。
・大沢たかおキターー!!!あああカッコイイやばいカッコイイ。
・ごえもんまさかの信様拾われ子。ってか元は何処の武家の子やったんやろう。気になる…。
・最期のりょうさんの笑顔は壮絶。
・信様が歌舞伎役者。
・安土城(多分)がFF9に出てきそうなお城。なんだっけ…サクラダファミリアみたいな…(適当なイメージ)
・す、すげえ半蔵が最初織田方だと?
・ごえもんと才蔵の少年期、青年気、今だけで一人に当たり3人も役者を使う太っ腹。
・才蔵が先に拾われたのかごえもんが先か…。
・茶々が信様の元に。市さんとか柴田とか督や江はスルーですね。
・ごえもんと茶々の関係が可愛い
・ば、才蔵の青年期が佐藤健だと?もっと出せ!でも予想以上にしゃべった!違和感なかった!
・広末茶々が本気可愛い。広末可愛い。
・利休が可哀相やった…。
・名前だけ加藤と小西。
・おおお…明のことがちらりと。
・あのチョは誰役?
・要三成は妻に唆された…のかな?
・信様が歌舞伎役者な理由。
・要三成ご乱心。待て待てあんなに斬ったら豊臣の役人いなくなるんじゃ…。
・あれ?才蔵にとっても茶々は昔の主の姫では。もっと大事に!スルーかよ!
・今のごえもんにとって茶々はどんな存在でどんな気持ちなのかと映画見ながら萌えた。
・生きてた大沢才蔵。ラスト付近が真骨頂。刑の前が堪らなくて。でも泣けなかったのは多分ゴリのせい(おい)
・ことあるごとに後半ゴリが邪魔。
・才蔵の部下達と共に秀吉の城に乗り込むごえもん。ああ城?おもいっきり西洋です。
・「一人だけ恰好つけないで下さいよ」←才蔵の部下が好きになった瞬間。
・キリヤワールドはスピードが大切。しかし目が追い付かない…!
・秀吉と対峙する時、あの鎧には茶々がいると思った…。が、意外と秀吉は茶々に対して紳士でした。最後だけ。
・茶々を連れて帰って…何故並んで寝る!
・扇と剣がキーポイント。
・小平太って後の誰々…とかないのかな。ない…ですかそうですか。
・崖を馬で急降下。某スタイリッシュアクションですね。
・降りてからは無双タイム。ガチ徳川対石田。石田の家紋が丸文字です。
・石田の側にいたのは左近だと勝手に思っておく。
・あっさり三成。だが徳川には半蔵(昔の師)がいるから簡単にはいかないぞ!
・半蔵の位置が正信だと言われる理由が分かった。
・半蔵がごえもんの心配を…。そしてまさかのゴリ。
・蛍が…。

史実とかは無視したらとても面白いキリヤワールドだと思います。新しい感じの時代映画。
CGや衣装が綺麗でした。役者と監督に惚れる映画です。





2009.5.6

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