零れる言葉に想いを託し

伊坂先生原作の堺雅人さん主演映画です。
なんというコラボ…！ありがとうございます！原作はまだ読んでいなかったのでわくわくしながら見ましたよ！

堺さんはチョコがお好きなのにできものが出来るから食べられないんだと、大ヒット会見で言われてました。おいたわしい。肌的に出来そうですよね。あ、こんな情報いらない？

本作は原作者の伊坂さんらしく出身地の仙台が舞台。パレード中の首相が暗殺され、堺さん演じる青柳がその犯人に偽造されて追われるストーリー。
逃亡の場面と、学生時代の場面が時折交互に挿入されるのは伊坂さん節。一つのキーワードが様々な人の口から出て強調し、進展させるのも同様。
堺さんの普段のにこやかな感じから、追われるだけでなく険しい顔で考え込みながら罠も張る堺さんに昔の山南さんを思い出してきゅんとしました。あああ素敵。基本朗らかなのに真剣なのも素敵！
強引な警察の捜査と、通り魔や昔の友人、カタギでない方に助けてもらいながら進む話は、シリアスながらも笑いがあって面白い。
個人的に通り魔さんがリアル新妻エイジだと思いました。なんなんだあの人！暢気な異常な通り魔な感じだけど絶対賢いぞ！

ラストは伊坂さんならではの、やられた！な感じなんですが納得しちゃうから伊坂さんは癖になるんですよね。
楽しいまどろみでした！


※ゴールデンスランバー＝黄金のまどろみ



2010.2.7