作 神永学
集英社


以前本屋さんで見かけて気になっていたので図書館で借りてきましたー!

時は江戸。八雲と同じように赤い眼を持つ男に、主人公の青年・八十八は出会います。
姉に憑いた霊を払ってもらうために赤い眼の男の住家に向かい、行動を共にする八十八でしたが…。

浮雲という名はこの八十八さんが名付けた名だったみたいで、それまでの過去の名前って今後出る可能性あるのかな…。タイトルにもなってるからあまりその辺りは掘り下げなさそう。
浮雲と八十八の組み合わせが、八雲と晴香ちゃんと同じなんですが、この八十八が時々ガッツを見せたり見せなかったり。浮雲とはいい友人であり、兄弟にも見せますね。浮雲はなんだかんだで色々教えてくれます(笑)

これ、ただ単に八雲さんの先祖話かなー?って思ってたんですけどね、とんでもない伏兵がいました。
石田散薬の土方さんです!!!
本当に神永先生はとんでもない人をぶち込んできましたよ!あまりはっきりとはこの土方さんについて書かれてないのですが、行商の薬売りで土方、下の名前は歳三。普段は穏やかで情報通、一度木刀を手にすると豹変するとかこれもう土方さんじゃないですか!!!
でも巧みといいますか、新撰組については何も出てこないんですよね…。その名も出ない。なのでここの土方さんは新撰組前なのか、似た人物をそれとなく匂わせているのか、分かれるところです。
浮雲の次作が出るようならば是非その辺りを書いていただきたいところです。

是非とも続巻をよろしくお願いします!!