作 はやみねかおる
講談社


前のフランス編より5年前に出ていた本作が一応完結刊でした。フランス編が最終刊だったよ…。このハイスクールでは、時軸が前後していて、先に発行されておりながらフランス編の後の設定でした。当時はいつの間にか知らないキャラ(真衛門さんとか)が定着していて、そりゃないぜ先生…と思ったものです(遠い目)しかし今こうして時軸順に読むとすごく萌える…!恭助の成長ぶりに!あと表紙の二人が可愛い過ぎるだろう!

えーと、フランスから帰国した二人。響子は高校2年生になりました。対して恭助は小学校中退が最終学歴で、ゆったり居候の真衛門と店番する毎日(じいちゃん何処行った)
基本的に恭助は体力ないし、社会生活不適応者(と自分で言ってます)でもう既に御隠居なレベルなんですが、謎解きと観察力がすごく、普段は糸みたいに細い目が謎解きする時には見開かれます。猫みたいに。

フランス編を経てようやく理解するんですが、恭助の響子に対する気持ち。何かあったら守りたい。敵対するようなことは避けたい。
『強くならなきゃとは、思っているんだけど』
相手の痛みが自分も痛く感じるから、誰かを傷つけるようなことは絶対しない恭助。
本当あああああああってなります!人消し村とかね!
普段穏やかだけど、何かあったら響子の安全が一番とか!
本当…ご馳走様でした。容姿もあいまって大変好みでした。成長ぶりがね!
もうないかと思うと寂しくなるなぁ…。
もう少し続きがみたかった。


2011.1.10