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心に染み込んでいるもの

来週の土日が田村市の秋の文化祭になります。
子供達と今、出品作をいろいろ準備しています。
その中の一品がかかし。
最近人気の「なめこ」をモチーフに子供達が一生懸命作っていました。
私は、とりあえず形を作るお手伝い。
基本子供達のデザインには口を出さず、自由に作らせて、難しいところだけ手伝うようにしました。
マントを付けて飾りをつけてと頑張る子供達。
その過程であった会話。

「せんせ〜。ペン貸して」
「何するの?」
「メッセージ書くんだ。『がんばろう福島』って」
「それじゃあ『めざせ ふっこう! っても入れよう』」
「せんせ。ふっこうって漢字でどうかくの?」
「ひらがなでいいじゃん」
「でっかく書こうぜ!」

私は文化祭や、かかしつくりに際し、震災復興の話なんて一言もしてませんでした。


子供達が自分から自然にそう言う言葉や、メッセージが出てくることにちょっとビックリしました。
この辺は震災の直接の被害は少なく、復興という言葉が実感となるような状況はあまりなかったと思います。
でも、いつもは明るく、震災の事なんか忘れた様に遊んでいても、体の中に、心の中に震災への思いや、復興への祈りが染み込んでいるのかなと思ったのです。

できたかかしは日の丸を胸につけてなかなかの出来でした。
こんな仕事をしていると子供から学ぶことは毎日少なくないのですが、今日はちょっと感動してしまいました。
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