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あの笑顔は心の中に

今日、天皇・皇后両陛下が福島県をご訪問されました。
朝、新幹線で東京から、郡山へ。
その後、郡山駅から車で川内村まで移動されて、住宅の除染作業を見学、仮設住宅を見舞われたそうです。
常葉町においでになったのはその途中休憩で11時40分頃。
数百人の人に迎えられた両陛下は常葉行政局で20分ほど休憩されて、川内村に向かわれました。
川内村を4時過ぎに出られて常葉町に再び立ち寄られたのは5時過ぎ頃の事。
そして30分過ぎにまたたくさん集まった人に手を振られて、福島を後にされました。


いえ、本当に舐めてました。
天皇陛下の御行幸というものを。
宮城、山形、岩手をはじめとする全国各地からこの日の為に動員された警察官は約2000人。
郡山駅から高速道路の郡山東インター、そして船引三春インターから出て川内村まで往復約100kmの道のり。各交差点ごとどころか数百mごとに警察官が配置され、通らない道にも警察官が。
頭上にはヘリコプター。
白バイも実際の先導に4台。そのさらに前に確認の為4台。
パトカーも何台も通り、先導車や通過前を知らせる告知車、そして同行の方が乗られるバスや車を合わせると十数台が連なってやってくるのです。
信号は全て緑。
周辺の車は全て止められて、天皇陛下をお通しする。
本当にこの日の為にとてつもない労力がかかっているのだなあ。と思ったのです。

でも、天皇陛下が来て下さるということはそれだけ大変な事だと解っても、やはり嬉しかったです。
御休憩所でしかない行政局の前でも聞けば朝9時前からたくさんの人が天皇陛下を一目見ようと集まってきていました。
ご老人の方が多く、天皇陛下のお姿を見て涙ぐむ方も。
車いすの方もいて、殆ど動けないのにとても嬉しそうな笑顔を見せていました。
福島の事も、震災の事も話題に上らなくなってきた最近、こうして天皇陛下がいらっしゃることで注目もされます。それを多分、意図されてのご訪問ではないかな。と思います。
未だ、福島と聞くだけで拒否反応を示す人が少なくない中、両陛下とも平服でずっと微笑んでおられました。
私自身は皇室とかを特に尊敬しているとかは無かったつもりなんですけど、それでも生でお姿を見ると何かこみ上げてくるものがあったのは確かでした。
きっと川内の方達も同じかそれ以上でしたでしょうね。

午前中は写真を撮るのに行政局に並びましたが、帰りは沿道にいました。
行政局前に並んでいた人達を監督する婦人警察官の方がおっしゃっていた言葉があるんです。
「お写真を撮るのは構いません。でも、写真はシャッターチャンスが合わない事もあるし、失敗し慌てることもある。それでお姿を見逃すのはもったいないです。一番いいのは目でしっかりとお姿を見て、胸に焼き付ける事ではないかと思いますよ」
確かにそうだなあと思いました。
御休憩を終えられた両陛下は帰り、沿道に立つ私達の数メートル先を通って行かれました。
窓際から手を振られる皇后陛下。席から少し身を乗り出して窓から見えるように手を振られる天皇陛下。
最後はカメラを下して、その笑顔をしっかりと胸に焼き付けました。

生まれて初めて見た天皇・皇后両陛下。
私はずっと忘れないと思います。

やっぱり、私も日本人ですね。

天皇陛下の御休憩

11時40分
常葉行政局御休所へ
凄い人と手と歓声。
生まれてはじめて見た天皇陛下と皇后陛下の笑顔はテレビや雑誌で見たのと何も変わらず、懐かしい思いさえ感じました。

天皇陛下の来る朝 川内村ご訪問の日

田村市長
富塚ゆうけい氏

天皇陛下のいらっしゃる朝

御休所の常葉町の行政局前は1時間前なのに凄い人です。
いやはや。天皇陛下の御行幸を舐めてました。

交差点ごとにお巡りさん。
山形どころか全国からの警備員。
川内まで往復100km以上あるのにお疲れさまです。

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