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宗教対立の根本的解決法

先に私が紹介した本『フクシマの正義』の中で
3.11以降 再‘宗教‘化という現象が生まれた。
という記述がありました。
それは『善意』から生まれた思考が曲論化し、昔の宗教のごとく『私の信じることが正しい。他は全て間違っている』と他者を否定する傾向がある、ということだそうです。
なんとなく、わかるかなあと思います。
「脱原発」「瓦礫の受け入れ拒否」「福島の風評被害」「放射能の恐怖」などなど
どれも正しい所はあるのですが、どれもそれがすべて正しいわけでもない。
でも特に声高に訴える人に限って他の人の意見に耳を貸さず、否定する傾向があるようです。
いつも引き合いに出して申し訳なくもあるのですが、某教授さんやその方の持論を信じられる方などは特に。
長い歴史の中で、数多く起きてきた宗教戦争。
その多くは
「自分の神は正しい」「他の神は認めない」
「正しい神の教えを世界中に広めなくては」
そんな思考から始まっています。
そして今も一部では続いています。
確かにその神様の教えは素晴らしいのかもしれません。
でも、他の神様を信じていたり神様をそもそも信じていない人とかからすれば、そんなのは余計なお世話。
自分自身にとってその神様より大事なものがあれば、どんな素晴らしい教えでも必要ないのです。
宗教対立を止める唯一にして根本的な方法はただ一つ。
本の中にもありますが
「自らの考えが唯一最高のものでない事を理解し、社会に複数の信心があることを認め、それを前提に議論すること」
でだと思うのです。

そういう私も自己主張が強い方ですから自分の意見を押し付けているのかもしれません。
仕事やプライベートでも。もしかしたら。

だから反省しつつ人の意見は色々で、自分はこう思っているけど相手は違うのかもしれない。
つねにそう考えながら生きて行けるように心がけたいと思います。

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