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故郷にかえる

田村市は中心市街地が原発から約50km。
震災当初浜通り側にある都路地区が警戒区域と避難準備区域に指定されました。
(一部私の働く常葉町も避難準備区域に指定されていましたが)
その都路のお隣にあるのが川内村。
丁度警戒区域半分、避難準備区域半分という形になり、全村避難を行ったところです。
避難区域の再編成で、川内村は警戒区域が避難指示解除準備区域となり、避難準備区域は解除されました。
その際、いち早く川内村の遠藤村長は「帰村宣言」を発表し故郷の再生を打ち出しました。
モリアオガエルの群生地が近くにあることもあり、キャッチフレーズは「かえるかわうち」
4月の小学校、中学校の再開を目標に除染に取り組んでいるようです。
私の知り合いの方は毎日避難先から、常葉を通って川内まで通っています。
なかなか思うように除染も進まず、大変なようですが、それでも故郷を再生しようという強い意志を心から尊敬します。
全村避難からの帰村にはいろいろと問題も多いですが、それだけにモデルケースとして注目されています。

今日、ニュースを見ていたら、その川内村に天皇陛下がお越しになるという話があるとか。
除染の最前線を視察なさるとのことで、ひょっとしたら常葉を通られることとかもあるかもしれません。
日本人なのでやっぱり、天皇陛下のご来県、そしてご来村はちょっと憧れますね。

都路も川内と除染の難しさなどの条件はほぼ同じなのですが、学校再開とかの見通しが川内と比べると後れを取っているような感じは否めません。
もう少し頑張ってほしいと思うのですが…。

早く全ての方達が故郷にかえることができますように。
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