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警察&自衛隊提供震災写真 その2

写真あと2枚追加
下の写真の体育館はこれでもかなり人が減ったあたりです。
前に見えるのは震災翌日にある筈だったNHKのど自慢のステージ。

見ておいた方が良い、でも見ない方が良い光景

先だっての田村市の復興祭りの話。
雨でステージイベントは残念でしたが(それでも人は集まってましたよ)私は十分満足しました。
それは、自衛隊の方々にお礼を言えたり、滅多に乗れない自衛隊車両を楽しめたりしたからですが、一番は体育館の方で行われていた震災写真展示に感動したからです。


…感動した、というのはちょっと違うかも。
展示されていたのは消防、自衛隊、警察の目から撮られた震災の写真。
私は自分の避難所から離れられなかったがゆえに、他の避難所や、他の地区の震災当初の様子をほとんど知りません。
だから、以前いわきであった震災展もそうですが、あの震災の被害をこうして写真で見て、改めて実感した。というところでしょうか。
自衛隊の方々がどれほど苦労して警戒区域の除染を行ったか、警察の方々がどれほどたくさん福島の為に来て下さったのか。
あの地震の被害がどれほど酷かったのか。
避難所で過ごしていた方達がどれほど厳しい環境にいたのか。
もう全国版の新聞に震災の記事が載ることはまれで、yahooのニュースですらトピックの中に震災の文字を探せなくなりました。
私たち自身、震災の記憶は確かに薄れてきているのです。
同じ福島で、原発から50kmも離れていないところで、でも放射能などないかのように普段通りの生活を送っている私達と、たった数km先でしかないのに家に帰ることもできず仮設住宅に暮らす人達と。福島はきっぱり二つに分かれています。


だから、忘れてはいけないと改めて思いました。
あの東日本大震災を。
3月11日にどれほどの人の運命が変わったかを。
誰が忘れても私達は忘れてはいけないと伝えていかなければならないのだと思いました。


展示の写真はいっぱい撮ったのですがその中から2種。
きっとこういう形でしか見ることのできない光景です。


一生見れない方が勿論いいことですが。


 

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