ここは原発最前線の町

昨日は仕事で疲れて、ぐったり。
お風呂が沸くまで少し、と仮眠したら気がついたら朝でした。
最近こういう事が多いので、気を付けなくてはいけないなあと思います。

今日は午前中の用事を済ませた後、郡山のイベントホールビッグパレットで行われていた
「ごちそうふくしま満喫フェア２０１２」
を見に行ってきました。
外会場には屋台がたくさん並び、中会場でもお菓子や地元産品が並ぶ出展数約１７０。
来場者数万人という例年人気のイベントです。
昨年はビックパレットが使えなかったので福島市内で行われましたが、今年は２０１０年と同じビッグパレットで。
多目的ホール、外会場、コンベンションホールと全館借り切っての大イベントとなりました。
私はお昼のピークを過ぎてから行ったのでだいぶ歩きやすかったですが、桃のスムージー飲んで、川俣シャモのフライドチキンやベーコン焼き、なみえ焼そばや喜多方ラーメンなどを食べ、お土産に湯葉やバームクーヘンなどを買って思いっきりごちそうふくしまを満喫してきました。
ステージイベントもいろいろあって（あんまり有名な人が来たわけではありませんが＾＾；）アクアマリンふくしまの移動水族館も来て、皆楽しんでいたと思います。

たくさん出店していて、いろいろ美味しいものも多いのですが、私の一押しは都路ハムです。
地元だから、というのもあるのですが工房が元警戒区域の中にある為、今も使用できないのですが系列工場を借りて神奈川で福島の職人がこだわりのまま作ったもので、味わい深い一品でお勧めできます。
後は以前食べてファンになった樹楽里の米粉バームクーヘン。
飯館村の卵を使っていましたが、入手できなくなってからは福島市の卵を使用し、材料、商品の二重で放射能検査をして出荷している安心のお店です。
味もしっとり、ふんわりしていてとっても美味しいですよ。

…放射能のことなど無かったかのように皆、商品を買って口に運びます。
検査結果を表示しているところなどは本当に稀です。
気にしていないかといえばきっとそれは違うのですが、数ベクレルを気にして食べるものも食べられないよりは気を付けながら美味しいものを食べた方がきっと幸せになれると思うのです。
現に今日も会場では美味しい笑顔が溢れていました。

ビックパレットは昨年避難所として使われた場所で、その横には今も仮設住宅があります。
本当はこんなことを気にせず美味しいものを食べられるのが一番ですが、その日はまだちょっと遠そう。
だから、今、私達にできるのは笑顔で楽しく毎日を過ごすことなのだと思います。