スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

「福島県」というくくり

某武田氏がまたカッチーンとなることを言っています。
少し引用させて頂きます。


『福島から送られてきた工業製品、段ボール、袋などのことで困っている人が多いようです。困るのは正常な判断で、平気という方は理性を失っている状態ですから、これからの日本の科学の発展に問題を残します。

日本人を放射線から守る法体系の考え方としては、「汚染地域から運び出す物品については、検査をし、記録を残し、汚染されていなければ運び出すことができる」というもので、この場合の「汚染地域」とは、「空間線量で1年5ミリシーベルトを超える(1時間あたり0.57マイクロシーベルト)」か「1平方メートルあたり4万ベクレル以下」が相当します。

その点では福島の3分の1程度が該当しますから、まずは福島の人が日本人を放射線の被害から守る法体系を遵守していただくようにお願いしたいと思います。このようになった犯人は東電であり、東電の犯罪を福島県以外の人の被曝という形で転嫁しないようにしてください。それこそが「絆」だからです』


あいも変わらず福島=汚染地=すでにどうしようもないもの、考えなのもムカッと来るのですがご本人もおっしゃっているとおり1時間当たり0.5マイクロシーベルト以上のところは確かにあります。
でも福島の3分の1以下に過ぎません。
そしてその半分以上は警戒区域と計画的避難区域です。
除染も進んでそんな場所は減ってきています。
例えば会津地方は山に囲まれている為0.0単位の線量のところが多く、場所によっては失礼ながら関東のホットスポットよりずっと低かったりします。いわきや田村なども0.5を超えるところは殆どありません。
(元警戒区域や山の中は除く)
なのに
「福島から〜」
となぜひとくくりにするのでしょうか?

表面を拭いて線量を計れと言うのはそれぞれの考え方ですからいいですが、40ベクレル以下、「もしくは表示の無いもの」は廃棄せよというのは間違いなく「風評被害」です。

『放射線からの被害を守るためには、放射線防護の大原則とされる「測定値で判断する」ということは大切なことです。このことについてはおそらく放射線防護の専門家では日本で一人も異議を言わないと思います』
とおっしゃるのなら、福島のものも正当に「測定値で判断して頂きたい」
福島と一纏めにするのではなく、検出したかしてないか、基準値以下かそうでないかを判断して貰いたいです。
その為に繰り返しになりますが、こういう方達を黙らせるためにも、放射線数値の検査結果を添付するくらいのことは本当にした方が良いのかもしれません。

勿論、まだ高いエリアがあったり、検査して危険と判断されるのが怖かったり、検査体制が整っていなくて時間がかかるというのもありますが、そんなことを言っていたらいつまでも福島は後ろ指をさされるばかりです。


もっとも、私が一番頭に来たのは、福島を助け、励ましてくれる人を理性の無い人呼ばわりしたことですけどね。と同時に福島に生きる人達も汚染物呼ばわりしているという事も…。

フフフフフフフフフフフ…。

前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2012年09月 >>
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30
アーカイブ