作 池波正太郎、井上靖、新宮正春、滝口康彦、南條範夫、広瀬仁紀、宮本昌孝
PHP文庫


所謂アンソロジーです。真田ワッショイアンソロ。
歴史小説のアンソロジーは初めてで(多分)
たくさんの方が執筆されている分、一つ一つが短い仕様となってます。
その中でも南條先生の真田昌幸と、宮本先生の小松殿、滝口先生の幸村、井上先生の幸綱、池波先生の信之の話が読みやすくてよかったです!
幸綱ってのは大坂の陣で散った幸村の息子なのですが、本によっては幸綱だったり幸昌だったりします。どっちなんだろう…。
井上先生の『真田影武者』はなんか影武者が切ない感じでして、任務をしそこねて戦が終わったその後の生活を考えるとどんな思いだったんだろうとか!
池波先生の信之の話『獅子の眠り』は読んでいて信之兄上のイメージが変わりました。なんていうかやはり兄上も真田なんだなぁって。
短い頁の中で上記に上げた話はとてもすっきりまとまっていて、本当に読みやすかったです。

なんという真田祭な本なんだ(笑)


さあ急いで図書館に返さねば。




2009.3.16