作 神永学
角川文庫


確かドラマ『山猫』が放送している時期くらいに購入したのですがなんだかんで積み本の一冊になっておりました…。

なんて言いますかドラマを見た後に読むと改めて原作の良さが分かると言いますか…ドラマでは勝村さんがあれだったので…そうだよね原作ではこんなにも勝村さんはいい人なんだよ…と再確認致しました。そんな山猫シリーズの四冊目です。

今回は三作で一冊の本となっているのですが、中でも最後のお話。本のタイトルにもなっている黒羊の挽歌が、珍しいことに狂犬と呼ばれている犬井さんの話となっております。犬井さんが何故あんなにも他人を信用せず凶暴な刑事になってしまったのか。その過去の核心に触れる話です。犬井さん視点のためあまり山猫の出番もありませんが…、刑事と怪盗という関係でありながら相手ならこうするだろうという読みと行動の駆け引きが面白かったです。
今回里佳子さんの出番少なかったですね…。
あ、あと改めて見て勝村さんの外的表現がそうよな…ってなりました。勝村さんのよさは見た目とのギャップというかね…。
ドラマはドラマでよかったんですけどね…。勝村さんの設定がどうしてもあれだったんや…。