作 やまだひさし
ぱる出版


22日に行われたイナズマロックのフリーエリア内でやまだひさしさんにお会いし、サイン本を手にしました。
やまだひさしさんといえば、私が学生時代に聞いていたラジオ番組・ラジアンリミテッドのパーソナリティであり、GLAYとも関わり深くDVDにコメンタリーで参加していた方であり、現在もニコラジで番組を持たれている方です。
ラジオの向こう、音声の向こうで、馴染みのある、いつも元気をくれていた方。
実際にお会いし、緊張のあまりに番組名を間違えるというとんでもなく失礼なことをしでかしたのにも関わらず、「いーのいーの!ラジオ好きに嫌なやついないから!」と寛容にも写真を撮って頂きました。

3.11の震災の日。私は滋賀在住なので余震もそれほどなく、ただただテレビからの情報に驚き、東北の親戚の無事を祈るしかありませんでした。
安否が確認出来てからはツイッターでの情報にばかり目がいき、今思うとだいぶ情報の拡散をいうものに翻弄されていたように思います。

そんな時のやまちゃんの行動、やまちゃんが本にして伝えたかったこと。
震災直後の動きだとか、実際に現地に足を運んでラジオをしたり、人力での発電とか。
すごく、やまちゃんらしいなって思いました。
大人の人でここまで真っ直ぐに、真剣に、疑問を口にしたり、何かに向かっていったり、というのが出来るなんてすごいって素直に思いましたし、ラジオで聞いてた時のやまちゃんのイメージといいますか、やまちゃんらしいなぁって私は思いました。あくまで私の勝手な印象ですが。
やまちゃんの疑問、世の中のこと。それらがすごくわかりやすく書かれています。

読み終わったのは今日ですが、昨日会場内で途中まで読んでいたので、西川さんのSTAND UP!にささやかながら募金しました。

これまではなんとなくで流れてしまった情報、又、薄れかけている震災のこと。
思い出させる一冊であり、改めて向き合う一冊でした。