月宮の日記

はやく死にたい。

「死にたい」

そう口に出したいが、誰かに何かを言われるとますます気分が滅入るので言えないでいる。

家にも誰かがいてて独り言も呟けない。

はやく死にたいけど、難しい。状況が。
部屋の整理もしたいし、すべて捨てて死にたいが、もし成功できなかったら？バレたら？と考えると実行ができない。

ほんと私がひとりだったら邪魔されずに死ぬるのに。
本当に邪魔だ

今日、学生時代のお話しになった。

他愛ない日常会話の流れである。
自分は幾分平静を装いながら相手にも自分にも不都合がない昔話をして、ふと気付く。

嫌なことばかりあったのに、何が嫌だったのか思い出せないのだ。

いや、思い出せないのなら俺はそれでいいと思うが。

記憶の回路がぶっ壊れたみたいにその先のことが思い出せなかった。
バカになってしまったのかもしれない。

だけど、記憶の中に暗い自分がいて……。
それがちらついて気分が悪いのだ。

なんともモヤモヤとした感覚で、
ますます自分を苛つかせているのだ。

よく私以外の人間が消えた世界を想像する。

なんという自分勝手な想像だけど、人間がいなくなった世界で私は息をしたい。

でも、それは無理なことだからはこの息を止めたい。

今日のことである。
仕事仲間から「月宮さんって(上司から)強くあたられるよね」と言われた。

実はこれを言われたのは、二度目だ。

だいだいは自分のせいだし、深く考えていなかったが。

この性格さゆえに当たりが強くなったり、小馬鹿にされたりするんだろうなぁ、と思ったのである。

いじめられっ子体質というか、そういうのもあるのかもと感じた。
まぁ、私がウジウジしてるから相手が苛立ったりするのかもだけど。

色々、考えて不憫な性格になってしまった。
治したいが、無理だろうな、悲しいな