今日も私は中の人と会話する。
新しい年が明けても暮れてもそこだけはきっと変わらないんだろう。
怒るのは損だ、と君がいう。私が怒りに満ちてると誰かの宥める声がするのだ。
もう一人の私。でも、私とは違う。
私には出来ない考え方をする。真逆な意見もある。
誰にも見えないし、聴こえない。
それが自分自身でさえも証明されていない気にさせてくれる。
見えないのなら消えてしまえ!とも自分が消えろ!とも思ってしまう。
全部が本名だけにいくのだ。
私の言葉ではないものだって自分の口から発すればそうなってしまう。
だから、私は黙す。