月宮の日記

アタシは別に不幸でも何でもないんだ。
ただ、周りと違うだけ。
どんなにアタシの症状を訴えても自分に無いものは解るわけないじゃん。

多数の世界なんだから。


解離障害？統合失調症？イマジナリーコンパニオン？

どれだろうと



アタシは消えやしないし、
一生爪弾きされつづけるんだよ

育った環境っていうのは人格に多大な影響を与えるものだ。

遺伝子で受け継ぐのは肉体面が主で。
精神というものは誰かの影響なんだなぁと思う。

私は心理学や生物学の知識はないから推測しか出来ないけれど。

躾が出来ていない子供をみると。
動物に育てられたんだなぁ、森にお帰り…とさえ思う。

そういう私も他人からみれば『人間』ではなく『動物』にみられていたんだなぁ、と記憶を思い返すと感じることがある。

私は高校生あたりまで両親とうまく付き合えていなかったと思う。
今は距離感が分かったり、ある程度のことは一人で出来るようになったし。
良い付き合いをしてると思う。普通の家族だからね。

おそらく私は『動物』だったんだよ。




昔は、すごく恨んでいたと思う。
私の人格がおかしいのに普通の人のように扱い。

普通の人のように友達がいて学校で楽しくやるように願っていたからね。

後、過保護と干渉をするくせして肝心な所で突き放したり。
色々と聞きたがるくせに子供のだからといって自分らのことは隠したり。

辛かった。


思い出せば、出すほど
冷水の入ったバケツをぶっかけたい気持ちになってくる。


普通の平凡な家族なのにどうして私は異常は治らないのか……。
記憶はあんまりないけれど、感情だけがまざまざと思い出す。

私は最低な人間だよ。

抉ることしか出来ない人間だ。
どんなにがんばっても寄り添うなんて出来ないんだ。

楽しいことも辛いことも結局は一過性にすぎないんだ。
その時だけは救われる。

けれど、救われる時がなければ……
私はずっと窒息していた。
呼吸の仕方さえ忘れて、人間という形ばかり捕らわれて。

永遠に目のみえない真綿で首を絞められて、私は生きていたのだろう。



いっそのこと
見えればいいのに。

明日（今日）と明後日、仕事休みだからたまにはぶらりと徘徊しようと考えている。

誰と会って話したい気もするが。
こんなやつと一緒に居ても迷惑になるだろうからあえて誘わない。
（誘う相手いないだろ、と言われたが、聞こえないフリ）

恐らく一人で中の人と（心の中で）話しながら歩いてるだろう、どこかを。

そんじゃあ、運命があえば生きて逢えるでしょう。さよなら