ここは原発最前線の町

ステキなコメントを頂いたのですが、記事そのものがかなり後ろの方に行ってしまったのでこちらに上げさせて頂きます。
皆さんに見て頂きたいのでお許しいただければ幸いです。
ｈｉｒｏｍｉ 様より。
先に私が見に行った
「東日本大震災　いわきの「歩み」と「学び」展
　〜こどもと考える「生」と「絆」〜」
のスタッフ様と思われます。

嬉しかった半面…顔面蒼白にもなりました。はい。


『まさか、あのチラシが産地直送マスコットに囲まれて、写真になってブログに載ってるとは思いませんでした(笑) ＯＫです！

わざわざ、いわきまで展示を観に来ていただいてありがとうございます。あの展示は、同じいわき市に住んでいる人たちでも気持ちに温度差があって、それを少しでもなくしたい…と思い製作をしました。

僕自身、久之浜に住んでいて津波で母を亡くし家もなくなってしまっていますが、ガレキの中から自分の物や亡くなった母の物を探しているときでも、いわきナンバーも含め各地ナンバーのクルマが流された状況を写真に撮ったりビデオで撮影したりしていて、ホント傷つきました。そんな中で、自衛隊や警察の人たちは黙々と行方不明の人をガレキの中から探してくれていました。

｢絆｣というけれど、被災者にとって本当にありがたかったのは、そういった人たちだったと思います。で、｢キズナ｣と言う言葉を展示の中では触れずに、その言葉の意味を考えて欲しかった。
でも見習い戦士さんの書いている文章を読むと、共通の感情を持ってくれている人もいるんだなと、うれしくなります。

久之浜中学校で食べたおにぎりは、ほんとうに美味しくて…でも、それを配っていた女子中学生は夕方にもかかわらず制服を着てました。多分、彼女も被災者だったのだと思います。

僕のような被災者の人たちが家を建てられるようになるまでは、４年から５年かかると言われています。つまり、仮設住宅から出られるようになるまで４〜５年かかるということです。5年後ですよっ！｢ここでは、死にたくねぇ…｣と言っていたお年寄りの気持ちをどう受け止めたらいいのか、取材していたときに悩みました。最近は復興のニュースも多くなりましたが、そんなニュースも復興が遠い僕ら被災者にとっては辛いものがあります。そんなことも伝えていきたいと、思いました。

また、ぜひ機会があったら皆さんで観に来てください。開催期間が延長になって、４月８日までになりました。

見習い戦士さん、ありがとうございます。』

…えっと、その、言い訳をさせて頂きますと、あの企画展は写真撮影多分不可にはなっていなかったので、けっこう写真は撮りました。ら・ら・みゅうの建物とかも。

その中で、なんであんな写真をアップしたかと言いますと、やっぱり被災者のパネルをＵＰするのは抵抗があって…時福島やいわきからの産地直送の言葉をという意味を込めて、印象に残っていた言葉と共にチラシとあのマスコットを並べました。
でも、やっぱり今思うとすっごい失礼であったかも。
明るく笑って頂きましたが申し訳ありませんでした
（＿　＿；）

あの企画展は本当に私にとって、勉強になったという言葉で表せないくらい色々な事を考えさせて頂けたものでした。
一か所一か所ごとにひらがなで、子供達に問いかけるような質問が書かれていたのも印象的でした。
「どう思いますか？」という言葉を見るたびに私自身も問いかけられているような気分になりました。
そして、真剣に考えなくてはいけないと思いました。

私自身は震災後丸一カ月以上はは自分の町から離れられず、ある程度動けるようになってからもやはりなかなか足を向けることができませんでした。
自分達と比べるのが失礼な程、大変な思いをされた方々にかけていい言葉など私には探せません。
もっと積極的に動くべきだったと思う反省ばかりが今も残ります。

あの企画展を見て、私は今まで以上にいわきや、この福島の為に何かをしていきたいと思いました。
それはボランティアや募金なども勿論ですけれど、いわきや福島の魅力を伝えたり、震災の事を話したりして今も、福島で必死に生きている人達がいることを伝えて、考えて貰えたらと思いました。
そして、震災のあった地ではなく、いわきや福島がその魅力でまた輝けるように一緒に頑張っていきたいと思いました。

この企画展もできれば常設展示にして欲しいくらいですが、期間延長になったそうなので、また行きたいと思いま
今週末仙台の友人といわきに行くので、ぜひ一緒に見たいと思います。
もしおいでになれる方がいらっしゃいましたらぜひ。

ｈｉｒｏｍｉ 様
こちらこそ、本当にありがとうございました。


アクアマリンのブログにもありましたが、この写真展示もすごい好きです。