昨年末に見て参りましたー。最近色々時代ものの映画を見てきましたが、『桜田門外ノ変』よりも完成度が高くて満足する日本映画と言い切れますね。多分。個人的に好きでした。

さらっとあらすじー。
佐藤浩市演じる寺坂吉右衛門が忠臣蔵で亡くなった者の親族を探し、日本中を旅してようやく終えたところから始まります。16年もの歳月が流れ、やれやれと思った矢先、忠臣蔵の前日に藩を脱していた、かつての友・瀬尾孫左衛門(役所広司)を見かけます。孫左は大石への忠篤く、妻子もない身。今どうしているのかと探り出すと…。

主人公はこの孫左なんですが、マジおひい様とのやりとりに萌える(◎言◎)
可音様というお姫様との二人暮し。赤子より育てし大事な御方であれど、年頃になりてお姫様の想い人がこの孫左であったとは…!な動揺する孫左萌え(◎言◎)
今は亡き主の忘れ形見故に大事に大事にしてきた…幼少の頃は寒くないかと背中から抱きかかえ、作法を教え(女子特有の作法は元おいらんに教えてもらい)、16になった今は移動は籠、帰宅したら孫左自ら手で足を洗う…も、萌えた(◎言◎)
はい、もういいですね。しつこくてすみません。
因みに可音様に一目惚れするのが、大店の反物屋の後継ぎで、実は女嫌いだとかいう役を山本耕史さんがしてて笑った。ちょ、ブレないな(^O^)好きです山本さん。まじ素敵。

嵯峨の落合橋を使用したシーンとか、輿入れも泣いたんですがやはり最後が本当に涙なみだでした…!間に合えよ吉右衛門!ってめっちゃ思いましたよね…(ノ_・。)
老い尽きるまで見届けろよ!って感じなのですけど、あれこそが日本映画というものなんでしょうね…。EDもまたたまらなかったぜ…。

地上波になったら絶対泣くフラグ立つ、心に染みる映画でした。


2010.12.29