ここは原発最前線の町

2月の26日から1日までイギリスのウィリアム王子が来日されていたそうです。
28日には福島県にいらっしゃって、本宮のキッズパークを訪問、郡山の磐梯熱海温泉に泊まって夕食を召し上がったのだとか。
震災後、福島県には天皇陛下、皇后陛下をはじめブータンの国王陛下などもいらっしゃいましたがイギリスの王子様が福島に来て下さったということは、やはり嬉しい話だなと思います。
私はウィリアム王子の事は、ダイアナ元皇太子妃の長男で、イギリスの第二王位継承者であることくらいしか知りません。
でも、そういう立場の方が、数ある候補地の中から福島を選んで、来てくれたということがやはり福島の人間として喜ばしいと思うのです。
東日本大震災後、良くも悪くも（あんまり使いたくはありませんが）「フクシマ」の名は世界に知れ渡りました。
たまたま事故を起こした原発が「福島原発」であった為、私達がロシアの地名の全ては知らなくてもチェルノブイリの名前は知っているように、そしてその名前が原発事故とイコールであるように原発事故の被災地として広がってしまった名前は悪いイメージで固定されてしまっているように思います。
日本にさえ福島の現状を知ろうとしない人もいるのですから、遠い外国の方には福島の現状などは解りにくいのも当然だと思います。
そんな中、外国のしかも王子様が来て下さるというのは意味のあることだと思います。
遠い国の王子様が、私達の事を思ってくれている。そして側に来てくれた。
自分達は忘れられていないのだと思える事、信じられることは大きな力になります。
勿論、ボランティアの方や、普通の方でも嬉しい事ではあるのですが、やはりそれ以上の「勇気」を与えられるのは「王子様の力」ではないかな？と思うのです。
そして、ウィリアム王子がいらっしゃったことで、被災地は話題に上がりますしね。

今回はキャサリン妃は4月に第二子出産間近という事で王子様はお一人でのご訪問だったとのこと。
いつかお二人（＆お子さんと）のご来県が叶うといいなあなどと思っています。
ミーハーですけどね（＾＾；）