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必要なのは正しいデータと観察

少し真面目な話ですが、議論禁止。
和みは最近、人気急上昇中「あたまがふくしまちゃん」にお願いします。


私は福島に住んでいて、福島が好きで、福島で生きていくと決めていますが、それと県(&国)対応に満足しているかとか、上の方に言いたいことは無いかとは別問題。
というか、言いたいことは山ほどあります。
風評被害の言葉の使い方とか、農作物の放射能検査の公表の仕方とか、その他いろいろ。
補償問題とか、振り返れば震災当初の避難指示のあり方とか、避難所の対応の仕方とか。
原発に近いせいであからさまにいろいろなものから避けられた田村市の避難所の事とか、SPEEDのデータの事とかもう山じゃ足りませんね。山脈山々。
最近だと過剰診療ではないのかと言われた福島医大の教授が
「甲状腺ガンについてガンが発見され、手術した子供にはリンパ腺への転移が見られた子もいた」
と言う発言をしたということでしょうか。

福島県に住んでいていて一番子供を持つ親が心配なのはやはり甲状腺ガンの話。
予後が良いガンだとか言われても子供がガンだと言われたら親は当然心配になります。
福島県全体で手術が終わった子が50人。ガンの疑いがあるとされた子が+40人弱。
会津の方はまだ二次検査が終わってませんからもう少し増えるかもしれないとして福島県全体で100人強の子供が甲状腺ガンと診断される事になれば子供を持つ保護者は落ち着かなくなるのも当然だと思います。
福島に住んでいていいのか、という気持ちにもなりますよね。

私個人は(ここ強調)福島の検査結果はデータを見た上でスクリーニング効果であるという意見を支持しますが、(B判定、A判定の割合、全県的に変わりありませんし)それを周囲に納得させる為にも、もっと県はデータを公表すべきだと思うのです。
甲状腺ガンで言うならガンが発生した子供の性別や年齢、術後の経過など(勿論プライバシーには配慮すべきですが)野菜で言うなら地表のデータから野菜の検査結果までもっと細かく色々と、そして何より正しい情報を。
それがないと一人一人が福島は安全か、そうでないかを判断できませんから。
今後…あってはならないですけど同じような事があった時の重要な資料になりますし(今回の事故でチェルノブイリの事例は大きな助けになりました)そうでなくても私達にとってはある意味命を左右する情報です。
そして結果を観察していく。
その上で、県民一人一人に寄り添った対応をする。
ガンが発見されたらその不安を解消できるように誠実に治療にあたり対処する。
福島に残る人も、移住したいと望む人にも。
時は戻らず、事故は無かったことにはならない。
だからこそ、その後の対応が大事なんですけれど。
どんな職場でも当たり前の、そんな普通の事を県に望みたいのですが…その辺は頼りにならないんですよね。本当に。
だから、JAやそれぞれ個人が頑張るしかない訳で。
まったく困ったものです。

嘘や隠し事なんていつかはバレるのですよ。
そんでもって、隠していた事がマイナス要因になってしまう。
だったら最初から公表した方がいいと思うんですけどね。

11月には県知事選挙がある予定ですが…私は佐藤知事には入れたくないなあ。

(余談)
…それから、会津の二次検査がまだ終わってませんから「もう少し増えるかも」なんて書きましたけどこれに関してはちょっと複雑です。
現在二次検査の終わってない会津でガン判定が1件しか出ていない事が「甲状腺ガンは放射能の影響」を主張する方々にとっては根拠となっています。
二次検査が終わってガン判定が増えてある程度平均になればその根拠は無くなるのでしょうが、それは自分の主張の為に「福島に被災地になってほしい」と思う人達と大差ない希望になってしまいますから…。
今は子供達の健康を願うので増えない事を祈る方向で…。

改めましてこの件に関する議論には返答しませんのであしからず。
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