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福島県の悪い所

東北人は一般的に口下手であると言われているようです。
自分の気持ちを言葉に出すのが下手だと言われています。
自分がそうだなどと言うつもりはありませんが、福島県はもっとPRの仕方とかを考えるべきだと思います。
でないと、福島県を良く思わない方から上げ足を取られるのです。

例えば、福島県のHPに掲載しているふくしま新発売の「農林水産物モニタリング情報」には福島県の今の旬、オウトウ、つまりサクランボの今日の時点で検査結果が17件しか載ってません。
ですが、実際は各JAの総数で500件以上の検査を行っています。
例えばJA伊達みらいは6月15日までの時点で172点の検査を行っており、そのうち1点からセシウムが検出されたと報告しています。
http://www.jadatemirai.or.jp/htdocs/jisyukensa/
JA新ふくしまではさくらんぼ出荷農家に全件検査を実施。
6月13日までに372検体を調査し、全て未検出。
http://www.shinfuku.jp/monita/
これをはっきりと公表して、その検査結果を福島県のHPに提出すればまあ、「偽装ダー」と言う方はいるかもしれませんが、より安心して多くの人にさくらんぼを手に取って貰えると思います。
通販とかも希望者には放射能検査結果を添付します、としている農園さんもあるように、ちゃんと全戸検査をしている事を知らせ、それをHPなどに貼りだせば少なくとも、
「検査していない危険なものを食べさせるのか!」
などと言う人に反論することができると思うのです。

私個人としては何度も書いている事ですが
「食べて応援!」
をしたくない人に強制するつもりはさらさらありません。
私達は福島に住むことを自分の意思で決めた以上、どうしたって放射能と付き合ってい未来から逃れることはできません。
だから、放射能について真剣に考え、この程度までなら大丈夫と自分で判断し、その上で仲間である福島県民のした検査結果を信じて、流通しているものの安全を信じて農産物を食べているのです。
この3年、一生懸命に大地を除染し、木を洗浄し放射能低減化の努力をしてきた農家の方々の努力が実り、農産物からは幸い、今年度基準値超えレベルのモノは出ていません。
基準を超えるセシウムが明らかに出たのはフキ、筍などの野生の山菜、キノコ系が殆ど。
(大豆粕の例もありますがこれは、大量の大豆から凝縮された結果ではないかと言われています)
それらを伝えたう上で「安全なら買う」「リスクと比べて美味しいなら食べる価値がある」と思って貰える方に買って貰えばいいと思うのです。

福島県民にはもうあたり前になってしまっている放射能への真剣な対応。
でも世の中には震災後3年3か月を経ても
「フクシマは被災地域、放射能汚染地域」
「人の住むところではなくて、住むとガンになる」
という思考で考えが止まっている方がいるようです。
「風評被害」という言葉が震災後独り歩きしてますが、福島が原発事故の影響を受けたのは事実でセシウムなどが降ったのも事実。その点に関しては悔しながら「風評」ではありません。
でも、福島はそれに立ち向かい、震災前と同じ、いや震災前よりより良い形にしようと死ぬ気の努力を続けています。
そんな福島の「今」をちゃんと知らせてその上で、福島に来るか、来ないか。
福島のものを食べるか、食べないかそれぞれが選べばいいと思うのです。
他の人に押し付ける必要はない事。
だから、福島県は「風評」なんて言葉に頼らずもっと「本当の福島」を自信を持ってPRしていけばいいと思うのです。
その点は福島県の悪い所だと思います。

大丈夫。
世の中にはそんな考えの止まった人の何倍、何十倍、きっと何百倍、何千倍もがんばっている福島を応援してくれるも助けてくれる人もいる筈ですから。

ま、福島に住んでいる以上、福島県産を積極的に避けようなんてナンセンスなことを考えている人はいないと、いても少ないと思いますけどね。
福島県のスーパーには普通に(地場産以外のところにも)福島県産は大きく売ってます。
福島県産を本当に福島の人が避けようと思ってるのなら、こんな光景はありえないですよ。

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