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検査の落とし穴

東京電力の調査で相馬沖で採取されたアイナメから2万5800ベクレルの放射性物質が検出されたという報道がありました。
現在、福島県のホームページに載っているアイナメの放射性物質の数値はNDのものもあれば300くらいのものまであります。でも2万は確かに桁が多すぎで、数値が上がらないようにと祈る思いで毎日を過ごしている漁業関係者の方々の気持ちを思うと悔しくなってしまいます。
そして、その反面あることも思ってしまいました。
福島のものを食べるということは一種のロシアンルーレットかもしれない。と。

前に二本松の名水の検査を個人的にお願いした時の検査結果に書いてありました。
「これはこの検体の結果であり、関連するすべてのものの安全を保証するものではありません」
確かに
「この品物からは高い数値が出た。しかし、こちらのものからは検出されなかった」や
「こちらのものからは検出されなかった。しかし数km離れたところからは高い数値が検出された」
などのことがないとは限りません。
だから、何か所検査しても絶対安全、なんて安全宣言は簡単には出せない筈なのです。
福島を応援してくれる方がいる反面
「放射性物質は1ベクレルたりとも口にしたくない」
という方もいらっしゃいますから、そういう方達は今後も福島県産を口にすることはあまりしないと思います。
それを否定はしません。
検査は万能ではなく、絶対安全もありえないからです。
できることは確立を減らすことだけ。
その為に、福島の人間は全力を注いでいます。
福島を応援してくれる人に万が一にも当たりの弾を打ち出すことの無いように。と。
その思いと努力を、どうか信じて欲しいと思います。

ま、本当はそんなことを考える必要はなかったのにと考えるとやっぱり怒りはこみ上げてくるのですけどね。
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