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子供達の帰る場所

現在、学校を始めとする各児童施設は来年度の準備が始まっています。
入学、入園者の名簿を作ったり、新年度に向けての準備が着々と進んでいるのですが、緊急時避難準備区域が解除された都路村の小学校は来年も避難先の石森小学校で開校されると話を聞きました。
学校の修理や除染が完全に終わっていない事と、田村市にしては数値が高いことが理由らしいです。
現在、都路の学校は石森小学校に、保育園や幼稚園も船引のいろんなところに間借りしてやっています。
子供達もさることながら先生方が、とっても大変。
実務も借りた机で落ち着いてできないし、学童を預かっていた放課後児童クラブの先生なんかは午前中は間借りしている児童館で実務作業と手伝い、午後には学校に出張して放課後児童クラブ運営。
本当に頭が下がります。
常葉にも避難準備区域がありましたが、結局ごく一部の家庭以外は避難しなかったようです。
ごく一部の殆どは子供がいる家庭。借り上げ住宅を借りたり、仮説に入ったり、雇用促進住宅を借りたり。
毎日、学区外から送迎とかしている家もあります。
「帰っていいって言われても、隣の部落が警戒区域の所に子供を連れて行くわけにも…」
という保護者の気持ちはごもっともです。

ようやく生活や学校のリズムが出来てきたとはいえ、まだまだ先が見えない放射能との戦い。
子供達が皆、安心して故郷の学校に通えるようになったら、それがきっと本当の田村市の復興の第一歩なのかもしれません。
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